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Silver Nullf MoviesReview

スケルトン・キー

Horror

Summary

キャロラインは人の死をまるで気に留めない病院の体質に嫌気がさし、ある屋敷に看護人として住み込みで働くことになる。
その屋敷の屋根裏に唯一スケルトン・キー(合鍵)では開かない扉があった。気になったキャロラインはその扉を開け中を見てみることに。
中には呪術に関するものが置いてあり、いかにも不気味だった。キャロラインはその部屋にあったものについて屋敷の住人であるバイオレットを問い詰めると、バイオレットはこの屋敷の過去について語り始めた。

Review

2005年制作のホラー・サスペンス映画PG12作品
監督:イアン・ソフトリー
脚本:アーレン・クルーガー

ホラーというよりはサスペンスの要素がかなり強いのではないだろうか。
田舎のでかい屋敷、その雰囲気は大好き

以下ネタバレにご注意下さい。

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Story(長いので注意!!)

  • 就職活動
  • 人の死をまるで気に留めない病院のビジネス体質に嫌気がさしたキャロラインは、新聞広告に載っていた求人を見て看護人としてテレボン群にある屋敷に住み込みで働こうと思い立ち面接を受けることに。

    屋敷に到着するキャロライン。キャロラインが合格すれば看ることになるベンは1ヶ月前脳卒中をおこし屋根裏で倒れ体に麻痺が残っており、余命1ヶ月と宣告されていた。
    ベンの妻であるバイオレットは典型的な南部女で、考え方が古い女性だった。彼女が南部出身ではないことが気にくわないらしくキャロラインを雇うことに反対した。
    キャロラインは無理に働きたくないと帰ろうとするが、屋敷の管理をしている弁護士ルークの説得で働くことが決まる。

  • キャロラインは荷造りもほどほどに屋敷を見て回ったが、家の中にある鏡が全て取り外されていた。ベンの部屋に入り改めて自己紹介をすると、ベンはキャロラインの腕を強く掴み、そして彼女の目を見つめた。
    バイオレットがやってくるとベンは手を離した、バイオレットはベンに薬を飲ませてキスをした。

    バイオレットから屋敷の説明をうけ、どの部屋にも使えるというスケルトン・キー(合鍵)をもらった、キャロラインはなぜ鏡がないのかを聞くと、歳をとると鏡なんか見たくなくなるとバイオレットは言い、鏡は全て捨てたと話した。

  • 開かずの扉
  • バイオレットに屋根裏の階段のそばにある植物の種を取ってきてほしいと頼まれ、屋根裏の向かった。
    種はすぐに見つかったが奥から物音がする。奥に行くと戸棚に塞がれた扉があり、ガタガタと動いていた。
    キャロラインは合鍵を使って開けようとしたが開かない。とその時、入り口のドアが閉まり驚いたキャロラインは種を持ってその場を後にした。

    バイオレットに全てのドアが開くと聞いていたキャロラインは、屋根裏の開かないドアについて尋ねた。バイオレットはあの扉は開かないと言い、そしてまだ一度も開けたことがないと言った。

  • HELP!!
  • 夜物音で目を覚ましたキャロラインは、ベンの部屋へ、しかしそこにベンの姿はなかった。窓の外を見ると、雨の中、屋根の上を必死に這いずっているベンを発見した。
    ベンは屋根から落ち転落してしまう。駆けつけるキャロラインとバイオレット、車椅子を取ってきてくれと頼まれたキャロラインはベンの部屋に戻った。
    そこには「助けて」と書かれているシーツがあった。
    キャロラインはそのシーツを自分の部屋に隠し、車椅子を押してベンの元へ向かう。車椅子に乗せようとした時のベンの顔は何かを訴えかけているように見えた。

    翌日、キャロラインはベンがどこへ向かおうとしていたのかが気になった。ベンが屋根から落ちたその先には小舟があった。

    キャロラインは訪ねてきた弁護士ルークに事の次第を説明した。
    キャロラインが昨夜ベンの寝室で見つけたシーツをルークに見せようとしたが、そこに「助けて」の文字はなかった。ベンは助けを求めてるのではないかとルークに話しているとバイオレットがやってきた。
    バイオレットはキャロラインの部屋にいるルークを見て嫌味を言った。

  • 開けるよ扉
  • キャロラインは屋根裏へと向かい、開かずの扉をヘアピンで開けようと試みる。すると鍵穴に挟まっていた何かが取れ、合鍵をさすと扉が開いた。
    中に入るとそこには護身呪文や、いけにえの呪文などといった怪しげなものが置いてあった。

    その時、屋根裏へのドアが開く音がしてキャロラインはいけにえの呪文と書かれたレコードを持って急いで隠れる。バイオレットをやり過ごしたのち、捨てたと言っていたはずの鏡が屋根裏に保管されていることを知った。

  • 強気のキャロライン
  • キャロラインが友人に屋根裏のことを話すと「フードゥー」という呪術だと語り、信じなければ人に害を与えないと教えられた。

    屋敷に戻ったキャロラインは屋根裏に行くと、鏡を持ち出しベンの部屋につけた。次の日それに気づいたバイオレットは怒りをあらわにし、鏡はダメだと戻してしまう。
    鏡を戻しているバイオレットに屋根裏の不気味な部屋を見たことを話した。なんなのか教えないと辞めると。
    するとバイオレットは昔話を始めた。

  • むかーしむかし
  • 90年前、この屋敷にはソープという銀行家が住んでいた。ソープは貧しい者を騙して財産を築いていた。
    家にはセシールとジャスティファイという召使が働いており、ソープは知らなかったが2人は呪術師でもあった。2人は病を治し、悪を懲らしめた貧者たちの英雄と言われていたそうだ。
    しかしソープは2人を召使としてとことんコキ使った。

    銀行の創立記念日を祝うパーティーが開かれた。帰り際ソープの子供にさよならを言おうとしたが子供の姿が見当たらず、大人たちは子供を探すゲームを始める。
    音が聞こえた方へ大人たちが向かうと、そこで目にしたのは2人の召使が子供達にフードゥーの呪文を教えている光景だった。
    子供達は自分たちが教えてほしいと頼んだと言ったが聞き入れてもらえず、激怒したソープと大人達は2人を庭に引きずり出し絞首刑にし焼いてしまったそうだ。
    その後、ソープは銀行が潰れ妻を殺し自殺したと話した。

    鏡を家に置かないのは2人が映るからだと言うバイオレット、ベンも連中にやられたと考えているようで、話し終えた後、バイオレットは辞めてもいいわよとキャロラインに言った。

  • フードゥー入門
  • ベンをお風呂に入れた際、キャロラインが興味本位で手鏡を見せるとベンは大暴れし怯えているようだった。
    ベンが呪術を信じていることが問題だと考えたキャロラインは友人に教えられた呪術の店に行き呪術師に呪術を解くための道具を見繕ってもらった。

    屋敷に戻り、早速ベンにかかった呪いを解こうと試してみるキャロライン。するとベンはキャロラインの名前を呼び「ここから助け出してくれ」と声を振り絞った。
    その時、バイオレットがやってくる。ドアを叩き開けろとせっついた。
    キャロラインは助けてあげるから誰を恐れているのか教えてと言うと、ベンはちょうど入ってきたバイオレットを指差した。

  • いけにえの呪文
  • 悪夢にうなされたキャロライン、手鏡には召使セシールと思われる人物が写った。うんざりしたキャロラインは逃げ出そうとしたが、父親を一人で死なせてしまったことを後悔しているキャロラインはベンを父親と重ねていた。
    ベンを見捨てることができないと思い直し、開かずの扉にある品々を写真に撮り、弁護士ルークに相談に行った。

    キャロラインの話をルークは考えすぎだと相手にはしない。キャロラインは辞めた前の看護人に会うことに。
    前の看護人は、幽霊は呪いをかけたりしない、かけたのは奥さんだと考えていた。そして呪術を信じてしまう前に屋敷を出るべきだとも忠告した。

    キャロラインは以前立ち寄った際、フードゥーのまじないがあったガソリンスタンドへ。いけにえの呪文について聞くと、ジャスティファイが見つけた最強の呪文らしく、録音の前に殺されたためレコードは見つかっていないはずだと話した。
    いけにえの呪文は死を免れる呪文で、ただし永遠ではなくしばらくの間、いけにえにした人物の余命をもらうというものだった。

  • バイオレット
  • 屋敷に帰りトランクを開けると入れたはずのいけにえの呪文のレコードがなくなっていた。
    キャロラインは確認を取るために悪意のあるものの侵入を防ぐと言われているレンガのくずを用意しドアに直線上に撒いた。
    バイオレットを呼び部屋に入るように促すが、彼女は入ってこなかった。
  • 女の戦い
  • 2人で食事をとることになった、キャロラインは一切食事には手をつけず、停電になりロウソクを取りに行った隙にアイスティーに薬を盛った。
    一口も口をつけないキャロラインに怒るバイオレット、ベンに何をしたのかを問うキャロライン。
    バイオレットが興奮し立ち上がるとよろけた。薬を盛られたことに気づいたバイオレットは倒れこみながらも呪文をかけようとした。
    バイオレットが持っている紙を取り上げるキャロライン、その紙には究極の護身呪文と書かれていた。そのまま2階へと上がりバイオレットの寝室へ、そこでいけにえのレコード、助けてと書かれたシーツ、そして自分の髪の毛が見つかる。

    ベンを連れて脱出を開始、しかし鉄の門には鍵がかけられていた。つきやぶろうとするが失敗し車は故障してしまう。
    一方バイオレットは起き上がり、ショットガンを手に取った。キャロラインはベンを物置小屋に隠し、バイオレットの銃撃をかわし小舟に乗る。逃げ切ったキャロラインはベンを助けるためにルークの元へ。

    部屋に入るとルークにバイオレットから連絡が入った、彼は録音すると言って別室へ、その間キャロラインが部屋を見ていると自分の大量の写真とフードゥーを思わせるものを見つける。
    その時後ろから首を絞められキャロラインは気を失ってしまった。

  • 出戻り娘の抵抗
  • 目覚めた時には車の中だった、ルークに引きずられ屋敷に戻ることになったキャロライン。ベンの居場所を言えとバイオレットから言われ物置小屋にいると答えた。
    バイオレットが確認に行っている間に、自分が撒いて置いたレンガクズの部屋に入ることに成功するキャロライン。

    一方バイオレットは物置小屋に隠されていたベンと小競り合いになるも制圧する。
    キャロラインは一旦窓から逃げると、再び部屋に入りレンガくずを撒きまくった。しかし先回りしたバイオレットに捕まりもみ合いになり、もみ合いの末、バイオレットは階段から転げ落ちる。
    電話を持ち屋根裏に行くキャロライン。足を負傷したバイオレットは這いずりながら近づいてくる。
    キャロラインは警察に連絡し、友人にも連絡するが電話線を切られる。開かずの扉まで行くと無数のロウソクが立ち並び円を描くように置かれていた。
    キャロラインはバイオレットから奪った究極の護身呪文を使うことに。呪文が完成した時、バイオレットがやってきた。

  • バイオレットの手の平
  • 手出しは無理だと言うキャロラインに、守ってくれると思うかと問うバイオレット、誰の呪文だったかしらと続ける。
    キャロラインが作った円は実は彼女自身が外に出れないようになるものだった、バイオレットはキャロラインが呪術の存在を信じるまで待っていたと話した。
    キャロラインは信じないと連呼した。バイオレットはキャロラインの目の前に鏡(車輪付きの鏡)を設置し、その鏡を押し出すと気を失った。鏡にはセシールの姿が映っていた。鏡にぶつかりキャロラインも気を失った。
  • セシールとジャスティファイ
  • キャロラインは目覚めると気を失っているバイオレットの元へ行き、タバコを取った、タバコに火をつけ「どうもお嬢さん」と言った。
    ルークがやってきてキャロラインをセシールと呼んぶ。セシールはルークをジャスティファイと呼んだ。
    目覚めたバイオレットはここから出してと言った、キャロラインことセシールはいけにえは交換もありなのと言い薬を飲ませた。
    喋ることもままならなくなってしまったバイオレットの中に閉じ込められたキャロラインはベンとともに病院へ運ばれて行った。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 都会から田舎へとやってきた美人看護人が呪術によっておばあさんと入れ替わる話。

    ホラーではよくある主人公が被害者(敵に勝てないという意味で)という構図になっている。ただし見せ方としては主人公が敵を倒すだろう(倒せるだろう)と思わせる展開として構成されているため、いわゆる悪い方向(主人公にとって)へのドンデン返し映画になっているのが最大の特徴
    悪魔や死神のような存在だと、絶対的な存在として被害者を量産していくような展開になりがちだけれども、この映画はプリプリしたおばあさんバイオレットとの攻防ということもあり、オチの仕掛けへの単純な驚きはある。しかし反面スッキリとしない問題も残る

    主人公が活発でかなり強気。加えて、父親を孤独に死なせてしまったことに後悔、罪悪感がある。これが脳梗塞おじいさんベンを見捨てることができないことに繋がり、屋敷から逃げない理由、そして活発に動き回る(おじいさんを助けるために)理由付けとなっている。
    この序盤から強気でガツガツと詮索するキャラなのはバッドエンドの後味をマイルドにしようとしているように見える
    対するおばあさんバイオレットはどこか可愛げがある、というと違う気もしますが・・・敵らしくないキャラ(弱そう)というのか。つまり人物設定を加減することよってバッドエンドに対するバランスを取ろうとしているように思う。
    挑戦的な主人公であることで、一方的被害者感を薄めているというような印象。

    最後の最後にひっくり返るため、オチが目玉すぎるという問題はあるかもしれない。ホラーだけども何かが出てきて怖がらせるような積み重ねがある映画ではない分、そしてオチまでの展開が読みやすい流れな分(オチでひっくり返すからこそ、そこまではベタな流れになる分)物足りなさが生じていると言えるかも。

  • というわけで
  • オチも含めて視覚的な怖さは一切ないと言っても過言ではない映画。ただ個人的に全体の雰囲気が好みです。ホラーとしてみるとどうかと思うけども。
    古い屋敷がステージなのも好みだけども・・・やっぱり主人公の健康的肉体美が・・・良いよね。なんとも魅力的な主人公でした。

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