SilverNullf

Silver Nullf MoviesReview

ザ・ギフト

Summary

転職をしたサイモンは妻のロビンを連れて地元であるカリフォルニアの立派な邸宅へと移住し、順風満帆だった。
そんな時、買い物中同じ高校に通っていたというゴードという男と再開するサイモン。
ゴードには自宅を教えてはいなかったが、家に帰るとゴードから「おかえり」というメッセージとワインの贈り物が置かれていた。

Thriller

Review

2015年制作のスリラー映画
監督:ジョエル・エドガートン
脚本:ジョエル・エドガートン
製作:ジェイソン・ブラム

怪しげなおじさん、ギフトを贈る
夫婦に近ずく、夫の高校の時の同級生・・・男の目的は一体!?
と、これぐらいの情報で観るべきかなと。

以下ネタバレにご注意下さい。

感想へスクロール

ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • 転職をしたサイモンは妻のロビンを連れて地元であるカリフォルニアの立派な邸宅へと移住し、順風満帆だった。
    そんな時、買い物中同じ高校に通っていたというゴードという男と再開するサイモン。
    これを機に親交を深めようと連絡先を交換した。

    ゴードに家の住所は教えていなかったのだが、玄関に「おかえり」というメッセージのついたワインが置かれていた。

    後日、ロビンが自宅で仕事していると、ゴードがやってきた。
    サイモンは仕事で不在だったが、ロビンはゴードに家の中を見せてあげ、夕食を食べていくように勧めた。
    サイモンが帰宅し3人で食事をしゴードは帰っていった。
    サイモンはゴードが自分を友達だと思っている事に気まずさを覚えるとロビンに話し、それを聞いたロビンはもう夕食には誘わないと言った。

    サイモンの会社のパーティーに出ていた2人が帰宅すると、「夕食をありがとう」というメッセージと共に魚の餌が置かれていた。
    何もいなかったはずの自宅の池には鯉が泳いでいた。
    ロビンはゴードにお礼を言わなきゃと喜んだが、サイモンは無断で家に入られた事に怒り、ゴードは変人で「ブキミなゴード」と呼ばれてたと冷蔵庫のホワイトボードに書きながら話した。

    そしてゴードはまたもサイモンのいない時にやって来た。
    ロビンは鯉の礼を言い、お茶を入れると中に招いた。
    ゴードはまだしていなかったテレビの設定をしてあげた。
    ロビンが仕事に戻らないとと話すと、ゴードは片ずけをして帰ろうとするのだが、その時冷蔵庫のホワイトボードに書かれいてる「ブキミなゴード」を目にし、ゴードはそそくさとサイモン宅を後にした。

    「ブキミなゴード」を確かに目にしたはずのゴードだったが、数時間後サイモン達を夕食へ招待した。

    サイモンとロビンがゴードの家に着いた。
    まさに豪邸であるゴードの自宅に驚く2人。
    他の夫婦も呼んでいる言う話だったが、ゴードは来れなくなったと話した。
    そんな話しをしていると、ゴードは急な仕事が入ったと2人を残して外へ出て行ってしまう。
    残されたサイモンとロビン。
    サイモンはゴードはロビンと夫婦になりたいのさと話しゴードをバカにした。
    家の中の探索を開始るすサイモンは女性物の服と子供部屋を見つけた。
    そんなことをしているとゴードが帰って来た。

    何事もなかったかのように座る2人、サイモンは仕事は何をしていると聞いた。
    ゴードは君たちに嘘をついたと、話だした。
    妻が子供を連れてサイモン達に会う数日前に出て行き、この家も自分の持ち物ではなく妻の持ち物だそうで、さっきのも仕事ではなく妻からの電話だったと。
    ゴードはとりあえず食事をしようと空気を変えようとするが、サイモンが2人で話したいとロビンを外へ出した。
    サイモンはもう自分たちの家には来ないでくれと、今は自分の問題に取り組めと話し、家へと帰った。

    そして後日ロビンがジョギングから帰ると、池の鯉が全滅しており、飼い犬も姿を消していた。
    それを聞いて帰って来たサイモンは怒りに燃え、ゴード宅へと車を走らせた。
    ゴード宅へ着くと妻らしき人物が出迎えた、しかしその妻らしき人物はゴードなど知らないと話した。

    警察が調べたところ、あの豪邸の本来の持ち主の男性は送迎サービス用の高級車を多数所有しており、ゴードにもリースしていた。
    なのでゴードは車を出し入れするために自由に車庫に入ることができたため、夫婦が旅行に行っている間、屋敷の主人のフリをすることができた。
    ただ犬の誘拐にしても証拠がないため令状は取れず、警察は現状動けなかった。

    ロビンは不安から精神安定剤を飲んだ。
    夜、気配を感じて玄関へと近ずいていくと、飼い犬が外にいた。
    次の日、郵便物の中にゴードからの手紙が入っていた。
    僕は判断を誤った、2人に謝りたい、二度と連絡はしないという旨の内容だったのだが。
    ロビンは「追追伸」として書かれた「サイモン、過去のことは水に流そうと心から思っていた」という言葉が気になる。
    しかしサイモンは全く心当たりがないといった様子で、奴のことは忘れようとロビンに話した。

    ロビンが自宅に一人でいると、扉が開くような音がした。
    恐る恐る音の方へと近ずいていくロビンだったが、胸を押さえだし気を失ってしまった。

    ベットで目覚めたロビンが、キッチンへいくとサイモンがいた。
    隠し持っていた精神安定剤をサイモンはロビンに見せ、克服したはずだと責めた。
    するとロビンは、ならゴードに連絡して和解してほしいと話した、このままの状態で家に一人でいるのは怖いし精神的に落ち着かないと。
    気を失ったことも話したが、薬のせいだと一蹴される、気を失った時は薬を飲んではいなかったと返した。
    サイモンはゴードとの和解を断固として拒否し、そして全てうまくいくとロビンを宥めた。

    月日が流れクリスマスも近ずいた時、ロビンが子供を授かる。
    お腹も目立つようになった頃、買い物中にゴードの姿を目にするロビン。
    忘れかけていたゴードのことが気になり始めたロビンはサイモンの兄妹にゴードのことを尋ねてみた。
    ゴードは高校の時、年上の子に車中で性的虐待を受けたのだと、それを届け出たのが発見者であるサイモンとグレッグという男だった。

    ロビンがサイモンの机を調べると、ゴードについて調査報告が出てくる。
    隠れて身元調査を依頼していたサイモンを怪しむロビンはグレッグから聞き出そうと考える。
    グレッグの所在を突き止め、会いに行った。

    グレッグにゴードのことを聞くとグレッグは語りたがらなかったが、懇願するロビンに押し負ける形で話した。
    虐待事件などそもそも存在せず、サイモンがでっち上げた作り話だった。
    サイモンはいじめっ子で意地が悪く、ゴードを標的にしていた。
    ゴードはゲイだといじめられ、その事で父親に焼き殺されそうになる事件にまで発展した。

    自宅に帰りロビンが問い詰めると、認めたが、「泣き言を言ったり、過去にとらわれたりしない」と開き直るサイモン。
    謝ってほしいと頼むが、謝りたくても連絡先を知らないと言った。
    ロビンは「知ってるはずよ」とサイモンの机から見つけた調査報告を机に叩きつけた。
    サイモンはロビンを守るためだったと言い訳をするも、嘘ばかりのサイモンの言うことをロビンは最早信じることはできなかった。

    サイモンはゴードの元へと行き、謝罪したいと切り出したが、もう手遅れだとゴードは言った。
    それを聞いたサイモンは高圧的な態度で謝罪を受け入れろと蹴り倒し地面に顔をおさえつけると、お前の不幸を俺のせいにするなと話し、家族に近ずいたら殺すと脅し帰っていった。
    自宅に帰るとロビンに終わったと話し謝った。

    サイモンは国内の営業担当のポストを勝ち取って、それを祝って自宅で友人たちと祝杯をあげていた。
    すると何かが投げ込まれガラスが割れた、犯人はゴードではなく営業担当のポストを争っていた男だった。
    男は自分のポストをだまし取ったサイモンに怒り狂っていた。
    サイモンは嘘をでっち上げライバルを蹴落としてポストを奪い取っていた。
    その時ロビンに陣痛が。

    子供は無事生まれ、喜ぶサイモンだったが、ライバルの書類を偽造したことで仕事を失う。
    ロビンもサイモンとあの家に帰る気はないと話した。
    サイモンが病院から家に帰るとゴードからのお祝いの贈り物が届いていた。
    その中にはサイモン宅の鍵。
    ゴードを嘲るサイモンの会話が録音されたCD。
    そして、ロビンが気を失ったあの日の映像、猿の被り物を着けているゴードはロビンの体を撫でると、鏡に映り込み映像を見ているサイモンに手を振った。
    ロビンに覆いかぶさろうとするゴードの姿で映像は切れた。

    一方ゴードはロビンの病室に現れ、お祝いを言いに来たと花を渡した。
    怪我をしているゴードを見たロビンはサイモンがやったと感じ、ゴードも急に暴れ出したと話した。

    サイモンは車を飛ばし病院へと駆けつける。
    ゴードを見つけるが見失ってしまう、携帯電話が鳴った。
    ゴードは「彼女には僕から話そうか?」と切り出しサイモンはやめてくれと懇願した。
    ロビンに対して何をしたのか、しなかったのかを明言しなかった。
    「赤ん坊の顔を見るんだな、目を見ればわかる」
    「人に弄ばれるとはこういうことだ」と話した。

    サイモンはロビンの元へ、ガラス越しに子供を抱いた幸せそうに笑っているロビンを見つめるサイモン。
    サイモンに気付くと彼女の顔は曇り、カーテンで遮られた。
    頭を抱えしゃがみこむサイモン。
    それを見て去っていくゴード。
    おしまい。

以下感想

  • 圧縮版の流れ
  • 善良な夫婦が突然近ずいてきた高校の同級生だった男につきまとわれて恐怖するような展開から始まって。
    実は夫サイモンが高校生の頃ゴードの人生をめちゃくちゃにしていた事が明らかにされ。
    今もサイモンの本質は変わることはなく、傲慢な嘘つきおじさんだった。
    更生の余地はないと判断されて復讐をブッ込まれる。
  • なんやかんや
  • 正しい心を持っていれば悪い出来事も自分へのギフトになる
    という信念のゴードによるリベンジもの
    仕掛けはゴードというよりはサイモンの本性にあったという展開
    序盤からサイモンの嫌な奴臭がプンスカと漂う展開、対して妻ロビンはゴードに対して割と肯定的というか同情的。
    という風に序盤から観客がゴード側に寄るような展開になってる訳で、大筋の流れが想像できる展開になっていると。
    特に裏切られることもなく進む展開は必要だし重要な部分
    感情移入がこの映画には大事な要素かなと、観客の気持ちを裏切ることのない流れは重要だと。

    ゴードは復讐に燃える狂気に満ちた男という訳ではなく、気弱なおじさんで。
    サイモンはボスザルタイプというのか、いじめっ子で上昇志向の強い嘘つきなおじさんで。
    いるいるこんなやつな人間味を感じる人物設計が感情移入の源になってる。
    ゴードがいい歳こいてピアスしてる感じなんかが、なんとも人との繋がりのない男を感じる(偏見)。

  • というわけで
  • ゴードは実は大企業のCEOかなんかでスマートにギャフンと言わせてくれるハッピーリベンジを期待していた私。
    そんなはずもなく・・・。
    ロビンに何かしたかも、いや、しなかったかも・・・
    いやしかしロビンを巻き込むのはリベンジ精神(私的)に反してるから、何もしてないんじゃないかなと。
    そもそも「してるかもよ」「してないかもよ」という弄びに意味がある訳だから、実際どうだったかをどうこう言うのもアレかもですが。
    だけどもリベンジだと考えると、サイモンのみに被害が及んでしかるべしであり、それが道理ってもんだってばよ!!
    という事で何もしてないっ、としよう
    ・・・つまり割とスマートなリベンジになってるか・・・。

Top
©SilverNullf