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Silver Nullf MoviesReview

フローズン・グラウンド

Summary

1983年アラスカ州アンカレッジ、娼婦の女性が宿泊施設に駆け込んできた。
市警に保護された彼女は、男に殺されそうになり逃げてきたと話すが刑事は娼婦の話だと信じようとはしなかった。
一方、熊に掘り起こされた遺体が発見され、州警察のジャックは遺体の状況から連続殺人ではないかと考えた。

Thriller

Review

2013年制作のスリラー映画
監督:スコット・ウォーカー
脚本:スコット・ウォーカー
製作:マーク・オーデスキー

1980年代アラスカ州で実際に起こった事件を基に制作された作品。
ドキュメンタリー形式で見たい・・・わがままを言わしてもらうなら。
実話ベースだと映画としては、どうしても盛り上がりに欠けてしまうので。
しかしよくある実話を基に詐欺ではないことは間違いないかと。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れs
  • 1983年アラスカ州アンカレッジ、叫びながら宿泊施設に駆け込んだ17歳の女性を警官が保護した。
    手錠をかけられた状態で逃げ出してきた彼女は怯えていた。
    娼婦のシンディは、男の自家用機で山小屋まで行き、鎖で繋がれレイプされ殺されそうになったと語った。
    彼女の証言から容疑者として浮上したボブ・ハンセンは評判の良い男で信頼されていたため、娼婦の彼女の証言は重要視されなかった。
    しかし彼女を保護した警官は刑事達の態度に納得がいかず、シンディのファイルを州警察へと送った。

    一方、クニック川の上流で遺体が見つかる。
    州警察のジャックはその殺害の手口から連続殺人の可能性を感じる。
    送られてきたシンディのファイルを受け取り、行方不明者を調べると2年間で8人の10代後半の娘が金で釣られてデートに行ったまま姿を消していた。
    以前レイプの前歴があり、そしてシンディの証言にもあるハンセンをマークする事に。
    ジャックはシンディが現状唯一の証拠だと考えた。

    市警の風俗課の男がシンディを見つけて州警察へ連れてきてくれ、ジャックは話を聞いた。
    シンディは監禁され、逃げる機会をうかがった。
    そして車に乗せられ自家用機まで連れていかれた時、ハンセンが自家用機の座席をいじっている隙に逃げたと話した。

    ハンセンを調べた結果、女性失踪との関連が見られたが、証拠がなかった。
    そして新たな遺体が発見される、遺体は背後から撃たれた跡があり、刺し傷と首を切ろうとした跡もあった。

    市警は州警察の捜査を快く思っておらず、尚且つハンセンを犯人だとは考えていなかったため病院でシンディから採取した証拠となる物証を残してはいなかった。
    ジャックは市警に頼らず捜査をする事に。

    娼婦からポールダンサーと転身していたシンディだったが、その店にハンセンが偶然現れパニックに。
    シンディは逃げ出そうと空港に向かうが、それを聞いたジャックが迎えに行き、他の犠牲者のために協力してくれと説得しジャックの自宅へと連れていく。
    しかしジャックの妻アリーが泊めることに納得せず、その喧嘩を聞いていたシンディは出て行ってしまう。

    シンディを捜すジャック、そしてハンセンもシンディを捜して夜の街を徘徊していた。
    薬物を摂取しトイレで倒れるシンディ、ハンセンに捕まるすんでのところでジャックが発見し保護する。
    ハンセンは金を払い雇った男にシンディを連れてきてもらう事にする。

    ハンセンは自宅の外で張り込まれてることを察して、証拠を隠滅しようと自家用機まで車を走らせ、そして飛び去った。

    ジャックは上を説得し捜査令状をとることができた。
    仲間が家宅捜索している間、ジャックがハンセンから話を聞く事に。
    過去の事件について話を聞くが、ハンセンはのらりくらりとかわし、家宅捜索でも証拠が見つからなかった。
    ジャックは焦り、シンディの暴行容疑で逮捕し時間を稼いだ。

    ジャックは自らハンセンの自宅へと向かい、もう一度捜索をするように指示をする。
    全ての証拠を隠滅されたと思われたが、隠されていた犯行に使われたと思われる銃を発見する。

    シンディは刑事の目を盗んで病院から抜け出し、シンディのヒモ男であるクレイトの元へ。
    クレイトは借金をチャラにするためにハンセンの雇った男にシンディを引き合わせる。
    しかしクレイトはシンディを渡さず、その男から金を奪おうとした。
    男にクレイトが銃を突きつけ、シンディに金を奪うように指示するが、シンディは車を奪って一人逃げた。
    シンディはジャックに連絡をとった、後ろにはクレイトを殺した男が追ってきていた。
    店に逃げ込んだシンディは男に捕まってしまうが、ジャックたちが到着し助けることができた。

    捜索で発見された銃や薬莢では証拠として弱く、殺人での立件を見送ると地検が言っていることを知るジャック。
    立件には自白が必要であると聞き怒りをあらわにした。
    押収した物を全部調べると、印のついた地図があり、ハンセンの妻曰くその地図を毎晩眺めていたと聞いたジャックは遺体の見つかった場所と照らし合わせた。
    地図の印と遺体発見の場所は一致していた。
    ジャックは行方不明者の姉から預かっていたブレスレットを手に取った。
    姉と妹でお揃いのブレスレットを持っていたそうで、失踪した日、妹はそのブレスレットを着けていた。
    ジャックは地図とブレスレットを持ってハンセンの元へと向かった。

    ジャックはハンセンが証拠隠滅を計り自家用機に乗って飛び去った時、実はあとをつけていたとハッタリを言い、ブレスレットを見せた。
    地図の印にブレスレットで畳み掛け自白を迫ると、ハンセンは激昂し脅しには乗らないと叫んだ。
    そこへシンディがやってきた。

    シンディは勇気を振り絞りそこに立っていた。
    興奮状態のハンセンは殺しとけばよかったと叫んだ。

    その後。
    ハンセンは17件の殺人と30件のレイプを認めた。
    刑は仮釈放なしの懲役461年と終身刑。
    未だ11人の遺体しか発見されていない。

以下感想

  • なんやかんや
  • 正に事件を基に作られた作品
    なので展開を楽しむような作品にはなっていないかなと。
    (ちなみに作中は犯人はボブ・ハンセンとして登場しますが、実際の名はロバート・ハンセン)。

    実際の事件を基にしたというパターンには2つあって。
    基の要素が限りなく薄くて映画的に盛り上がるように作ってるパターン
    基本的に全体が事実に基づいてるパターン
    ・・・どっちも好きじゃないんだけど(特に前者は)
    今回の作品は後者の方で、事実に忠実に基づいてるかどうかは正直わからないですが・・・。
    割と現実路線を走っていて、生き残った被害者さんにもインタビューしてるらしく、被害者の方に配慮した作りになってるなと。
    それはいいんだけども、ならばドキュメンタリー的手法の方が・・・
    ドキュメンタリー視点から見せてくれた方が個人的には間違いなく楽しめたであろうなと。

    俳優が演じるスリラーとかクライムみたいな映画という枠だと、ドラマチックを求めてしまうわけでして。
    犯人は最初から犯人としてそこに存在しているし、被害者の女性が語ることの顛末も裏なんてもんはなく、勿論真実を語ってる。
    私は一人穿った見方をするという・・・。
    つまりそういう風に素直に淡々と展開させていくしかないわけで
    なのでストーリーというところで見たとき、どうしても物足りなさは感じてしまう。
    ・・・お前の見方に問題がある
    ・・・確かに

  • というわけで
  • 被害者に寄り添った作品として見るべき
    最後、「この映画を犠牲者に捧げる」とあるように、被害者の事を一番に考えて作られた映画だといったところで。
    事件の風化をさせないという観点から見ると、映画として制作した事には意義があるんじゃないかと。

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