SilverNullf

Silver Nullf MoviesReview

ザ・ダーク(2005)

Summary

アデルと娘のサラは、元夫であるジェームスが住む家へと辿り着いた。
父親との久しぶりの再会を喜ぶサラだったが、次の日、海岸を散歩中に彼女は行方不明になってしまう。

Horror

Review

2005年制作のホラー映画
監督:ジョン・フォーセット
脚本:スティーヴン・マシコッテ
原作:サイモン・マギン

「バイオハザード」シリーズの製作スタッフが携わってる映画。
わかりにくくしてるような・・・
なんとも悩ましい作りをしてるので、逆にさらっと見るのもいいのかもしれない。

以下ネタバレにご注意下さい。

感想へスクロール

ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • アデルは娘のサラを連れて海沿いにある元夫ジェームズが住んでいる家へと辿り着いた。
    サラは久しぶりの父親との再会を喜びべったりだったが、一緒に住んでいる母親とは不仲でありアデルに対しては冷たく応対した。

    海沿いの崖には石碑があった、その石碑には「アンヌン」と刻まれていた。
    アンヌンとは死後の世界を意味するウェールズ語で、50年ほど前、この場所には集落があり、社会から孤立しウェールズ伝説に基づいた独自の信仰を持っていた。
    ある時教祖に当たる人物が信仰する人々を洗脳し身を投げるように話し、信者達は従い身を投げ、アンヌンへと旅立ったという経緯があったそうだ。
    その後石碑が建てられたと地元民であるダヴィズが話した。
    サラが石碑から少し離れた崖にいたとき、羊たちがサラめがけて突進してきた、サラは無事だったが羊達は崖から落ちて行った。

    次の日ジェームスとダヴィズが死んだ羊たちの処理をしている間、サラとアデルは浜辺を散歩していた。
    サラは岩場を進むと海の中にある鍵のついたネックレスを見つけた、それを拾うと海の中から「サラ」と自分の名を呼ぶ声が聞こえた。
    アデルがサラの方に目をやった時には彼女の姿はなくなっていた。
    サラが向かった岩場へと行ってみると海に浮いた靴を発見した、アデルは血相を変えて海へ飛び込んだ。
    叫ぶアデルの声を聞きつけやってきたジェームズとダヴィズだったが、結局サラが見つかることはなく、ジェームズは夜通し娘を捜した。

    アデルはサラが縛られ頭から血を流している夢を見て飛び起きた。
    窓の外へ目をやると、少女が走っていた、サラだと思ったアデルは彼女を追って屠畜場へと向かった。
    そこには少女がいた、しかしサラではなかった。
    少女は「娘はいない、ここは羊が死ぬ場所だから」と話し「でも死ぬ前に彼が頭にドリルで穴を開けて悪いものを取り出す」と続けた。
    彼とは誰かとアデルが問うと、羊飼いであり「この世界のすべてをつくり出した人」だと答えた。
    そして少女は姿を消した。

    夜が明け捜索隊がやってきてからもジェームズは娘を捜していた。
    一方アデルは家の中を調べ、昨夜少女が語っていたことを裏付ける日誌を発見し帰ってきたジェームズに話すが、大勢が死んだ娘を捜してくれている最中にやることかと彼女に言った。
    アデルは家を後にし図書館へ向かった。

    図書館で過去の事件を調べると、昨夜の少女の写真を発見する彼女はエブリスという名で、写真でエブリスが持っている箱に見覚えがあったアデルはジェームズ宅へと帰ることに。
    ジェームズ宅へと戻ると箱を開けようと、そばに一緒に置いてあった大量の鍵をさしてみるがどれも合わなかった。
    するとドアがしまり開かなくなってしまう、扉越しに少女の声が、サラかと尋ねると「ええ」と答えた。
    しかし扉が開くもそこにサラの姿は無かった、サラが寝泊まりしていた部屋へ行くとエブリスがいた。
    アデルはちょうど帰ってきたジェームズのところへ行きその話をしたが、ジェームズはうんざりしたようにサラは死んだんだと話した。
    ジェームズが玄関に踵を返すと、そこにはエブリスがいた。

    50年前エブリスは羊飼い(父親)とここに住んでいた、父親はエブリスを閉じ込め、時折屠畜場へ連れて行っては頭を切開していた、悪霊を追い払うために。
    アデルは壁の中に埋まっているサラの服を発見し、サラからのメッセージだと考えるアデルのところへエブリスがやってきてサラはもっといい場所に行ったと話した。
    アデルは興奮してエブリスを掴みどこにいるか教えてと叫んだ、そのはずみでエブリスは怪我をしてしまい、ジェームズが病院へ連れて行くことに。

    家に残っていたアデルは娘の助けを求める声に誘われ、サラが海で拾った鍵付きのネックレスと同じものを発見する。
    その鍵を使い箱を開けようとするが、開かなかった。
    地元の人間であるダヴィズに話を聞くことにするアデル。
    エブリスは50年前病死しダヴィズが海へと沈めた、だが父親は後悔し娘を取り戻そうとした。
    古い言い伝えである「一人死ぬと一人蘇る」ウェールズ信仰の信者たちを利用し楽園に行けると嘯き殉教させた。
    信者たちは崖から飛び降りた。
    しかし信者であったダヴィズは飛ぶことができなかった、羊飼いとダヴィズはエブリスを待った。
    エブリスは生きて帰って来た、しかし彼女の中には何かが宿っていた。
    エブリスは幽閉され、悪霊を退治しようとした父親は屠畜場で娘の頭を切開した。
    ダヴィズは見ていられなくなり鍵を開けてあげた。
    するとエブリスは父親を崖から突き落とし殺した、悪霊が動き始めたと感じたダヴィズは再びエブリスを海へと沈め送り返したのだった。

    病院へと連絡するアデルは少女が消えたことを知った。
    アデルとダヴィズは屠畜場へ。
    アデルを外で待たせダヴィズが中に入るが、エブリスがウェールズ語で何か話すと羊たちが走り出し床が抜けダヴィズは死亡してしまう。
    アデルが駆けつけるとエブリスは傷つけるつもりはなかったと話した、エブリスを抱きかかえ石碑のある崖へと歩くアデル。
    ジェームズが追いつき説得する、病院で父親になって欲しいと頼まれ断ったジェームズだったが、エブリスに父親になると話した。
    エブリスは自分のせいで人が死ぬことに決着をつけようとしていたが、ジェームズの申し出にエブリスはジェームズのところへ戻ろうとする。
    アデルはエブリスを再び抱きかかえると、サラを取り戻すために崖から飛んだ。

    アデルが目覚めるとそこは浜辺だった、昼か夜かもわからない暗い世界。
    エブリスが立っていた、サラの居場所を聞くと彼のところだと話した。
    色のない暗い世界を歩きジェームズの家へとやってきたアデルはエブリスによって椅子に縛り付けられ、過去の娘との喧嘩のやり取りを見る。
    喧嘩の末、サラが睡眠薬を過剰摂取し自殺未遂をはかったシーンをエブリスと共有し、責められるアデル。
    エブリスを抱えて崖から飛び降りたときあなたはは死んだと話すエブリスは頭にメスを刺した。

    気がつくと階段で倒れているアデル、娘の助けを求める声の方へと向かった。
    身勝手な母親だったことを詫び、鍵を開けるとそこにはサラがいた。

    海の中で目覚め浜辺へと上がるアデル、元の世界へと帰ることができた。
    サラを捜し家へと向かうとサラがジェームズと抱き合っていた。
    喜ぶアデルもあとを追い家へ入ろうとするが、扉を閉められ入れない。
    家の中ではサラが母親の行方を尋ねた、ジェームズは勇敢なことをしたが帰れなかったと話し、2人は悲しんでいた。
    その姿を見つめ叫ぶアデル、しかし声は届かなかった、彼女は死んだのだ。

    アデルはサラの側で愛してると語る、するとサラはどうやっても開かなかったあの箱をすんなり開けた。
    そして中に入っていた羊飼いの父親とエブリスの写真を額から取り出しジェームズとサラの写真に取り替えた。
    サラの中にはエブリスがいたのだ、娘に乗り移ったエブリスは父親ジェームズと羊飼いの家を後にした。
    アデルは暗い闇の世界で座り込む、そこには羊飼いの男が。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • どっかーん!!みたいな派手さは一切無しだし、そもそも余計なものが一切無しな映画で、登場人物もそうだし場所に関してもそうで。
    ・・・寂しかったり
    しないでもないんですけど、これ自体が悪いというわけではなく、裏世界の描写がよく映えててよろしいんじゃないかと。

    ・・・わがんなぐなっちまった
    終盤の過去のサラとアデルの喧嘩をエブリスと振り返るシーンにて、エブリスはアデルが娘を殺したという話の進め方をしてて
    ここで全くもってわかんなくなった・・・というか「ここがわかんない」。
    睡眠薬の過剰摂取でサラは死んでいた?
    とするならサラはそこに存在しないわけだからそもそもエブリスは現世へ戻ってこれない・・・はず。
    そして何より最初からアデルの妄想ということになって、ぐっちゃぐっちゃになるので。
    このシーン以外でサラがもともと死んでいるなんて思わせるところはないので、サラ死亡説はないとは思う。
    だからこそこのシーンが気になるわけなんですが。
    ・・・ギブでーす、考えるのやめまーす

  • というわけで
  • ここで、いや・・・まてよ・・・となる。
    そもそも死んでいたのは母親だったらどうだ!!
    最初の石碑のシーン、母親が突き落とされる夢を見た時、あれが実は現実であの段階で母親が死んでいたとしたら。

    1. まず母親が突き落とされ死亡
    2. 母親死亡でエブリスが復活
    3. 実は死んでいる母親が娘を裏世界へと引きずりこむ
    4. 娘死亡で母親が復活
    5. なぜか娘が生きていることを信じて止まない母親は調べ物を開始する
    6. なんやかんやでエブリスを連れて再び裏世界へ
    7. 娘を殺したとエブリスに咎められ反省する母親
    8. 母親死亡で娘が復活
    9. ただしエブリスが乗り移ってるよ(ハート)

    終盤の「母親と娘の喧嘩の回想シーン」と同時進行の「母親とエブリスの会話」
    これが実は喧嘩シーンの会話をしているわけではなかったのだっ!!みたいな

    ただこれだとサラとかジェームズが幽霊的な存在の母親と関わってることになるから、終盤との整合性がとれなくなる。
    ・・・ギブでーす、考えるのやめまーす

Top
©SilverNullf