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Silver Nullf MoviesReview

キャビン

Horror

Summary

若者達5人は週末を田舎で過ごそうとキャンピングカーを走らせた。
小屋へ着いた面々はパーティーを楽しむが、そんな時突然地下への扉がひとりでに開いた、地下に入る5人。
そしてその様子を監視する謎の組織の存在があった、彼らの目的は一体・・・。

Review

2012年制作のホラー映画R15+作品
監督:ドリュー・ゴダード
脚本:ドリュー・ゴダード
製作:ジョス・ウィードン

コメディー色は強いけれども、それだけではない・・・。でも総じてコメディー的な印象が残るかも。
新鮮味を感じることができるホラー映画。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー

  • 端的な流れ
  • 五人の若者が山奥の別荘へと赴くが、ゾンビに襲われることになり、一人また一人と殺されていく。

    それをモニタリングし、五人が殺されるようにハイテクを駆使して操作する組織がいる。

    生き残った二人は地下への入り口を発見し、下では自分たちを監視する存在がいたことを知る。地下には多種多様な怪物達がストックされており、五人が襲われることも組織に仕向けられたのだと理解する。

    生き残った二人は、管理されている怪物達を檻から放ち、組織の人間はほぼ全滅状態に。

    組織は太古の神々のためにベタなシナリオ(殺される前の一連の演出として苦しむことが必要らしい)を用意し、若者の血を捧げることで地球滅亡を回避していた。生贄は「淫乱」「戦士」「学者」「愚者」「処女」で構成される。生き残ったのは愚者と処女。ただし処女は最後まで生き残る、または最後に死ぬ必要がある(とにかく処女は最後まで残る必要がある)。

    最深部まで逃げた二人は組織(支部)の館長と対面する。
    館長は愚者を殺せば世界は助かると話し、処女は愚者を泣く泣く殺そうとするが、たどり着いた狼男に襲われてしまう。愚者はそんな処女を助け、館長はゾンビとともに底へと落ちていき、残された二人は太古の神を起こす選択(人類滅亡の選択)をするのだった。

    底から巨大な手が地上へと現れる描写。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 若者達が別荘でバカンスを楽しむも、怪物に襲われるという画一的なホラー要素に、その一連のホラーを意図的に再現しているという要素が加わっている映画。
    つまり、ホラーというシナリオの上位にそれを操作する視点が存在している映画。

    ホラー部分は至ってホラーとして王道の(いわゆるベタな)シナリオ通り展開されている。対する組織の視点では軽薄さ、仕事として割り切ってる感がコメディー色を強めていて単純に笑えるように作られている。
    人の命を弄んでいる連中とも言えるため、一応苦言を呈するような役割として、組織入りたてのお兄さんを据えている。

    観客の視点としてはもちろん上位の視点である組織の視点で観ることになり、組織の視点は前述したように軽薄でコミカルに描かれているため、結果的に序盤中盤はコメディーとして観るほかない。
    この構造的な仕組みも特殊な映画だけれども、組織へと繋がる入り口を生き残った2人が発見することで、下位の視点が上位の視点に入り込み、視点が一つになる。
    そこからは一転シリアスでカオスな展開へと発展するのも特徴的。

    組織の視点がなければ(終盤に組織の存在を明らかにすれば)単純にホラー映画として成立しているのに・・・面白い見せ方をするもんです。
    逆に序盤の空気感でラストまで走りきれば完全にコメディーになっていたのに。
    序盤からコメディー色を強く感じる分、視点が一つになってからのシリアスな切り替えによって、より強く印象が変わる気がしないでもない。

  • というわけで
  • つまり、見せ方(ジャンル)を段階で切り替えている映画なので、一貫性がなくて違和感を覚えるとも言えるし、そこが面白いとも言えると思う。
    個人的にはホラーとしての魅力は感じなかったけども、映画として好きです。

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