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Summary

クラスで浮いた存在の高校生ケイシーはクラスメイトの誕生日会に嫌々参加していた。
その帰り、ケイシーとクラスメイトのクレアとマルシアは謎の男に誘拐され、監禁されてしまう。
男の目的は一体・・・!?
Horror

Review

2016年制作のホラー・スリラー映画
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
製作:M・ナイト・シャマラン

ホラーはホラーだけど・・・スリラーといえばスリラーだけど・・・
怖いとかいう類ではなく、また誕生秘話的な話と言えるので「俺たちの冒険はこれからだっ!!」みたいな感はあるかもしれない

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • クラスで浮いた存在のケイシーはクラスメイトの誕生日会に嫌々参加していた。
    その帰りケイシーとクラスメイトのクレアとマルシアは謎の男に誘拐され、監禁されてしまう。

    男は解離性同一性障害で、その中の人格の一人デニスが今回の誘拐監禁を実行した。
    女性の人格であるパトリシアは「あなた達の役割はデニスも知っている」「手は出さない」と安心させるように言った。
    のちにパトリシアに説教されたデニスがやってきて3人に手を出さない事を約束し「聖なる食料にするために連れてきた」と話した。

    ケイシーが寝ていると、次は9歳少年の人格のヘドウィグ、「ある人が君らのところへ来る」「ひどい事をされる」と楽しそうに話す。
    ケイシーは相手が9歳という事を利用し、逃げ出す事を手伝わせようとするも失敗してしまう。
    しかし、ヘドウィグが発した「ここを安全に変えた」という発言から壁を叩き空洞を見つけた。
    天井の壁を壊し、ダクトからクレアが逃げ出すが、人格交代したデニスにすぐに見つかり別の場所に閉じ込められる。

    この人格達のカウンセリングを行なっているフレッチャー医師は、解離性同一性障害の患者が、苦痛を通じて脳の潜在能力を解放し、それぞれの人格に固有の体質や能力が発現するのではと考えていた。
    デニスはリーダー格である人格のバリーのフリをしてフレッチャー先生のカウンセリングを受けるが、個々の人格の特徴を把握しているフレッチャーは気付き指摘した。
    そしてデニスとパトリシアはある「信念」を持っているため主導権は握れないはずだと続けた。
    しかしデニスはバリーで押し通し、フレッチャーは問い詰めるのを辞め謝った。
    フレッチャーは何故デニスが表に出てきて何を企んでいるのかと不安を感じた。

    パトリシアに連れられ2人はキッチンへ。
    食事を作っているパトリシアにマルシアが椅子で殴りかかり逃げ出した。
    ケイシーは部屋へ戻るように支持され、マルシアも捕まってしまう。
    パトリシアは彼女を「真に傷ついたことがない」と表現し「だからあなたを選んだ」言った。
    マルシアも別の部屋へ閉じ込められてしまった。
    デニスはケイシーに「じきにビーストがやって来る」と話した。

    ケイシーと話すヘドウィグはバリーが力を失ったと話した。
    頭の中に椅子があり人格達が座っている、照明の中に入ると主導権を握り表に出てこれるのだが、現在照明の中に自由に立てるのはヘドウィグだけらしく。
    デニスとパトリシアはそれに乗じてヘドウィグを仲間にし表に出てきているようだった。

    デニスはバリーのフリをしてフレッチャーの元へ。
    前回もそうだったが、今回も予定にはなかったカウンセリングで、どの人格かはわからないが「至急会いたい」とメールを送り頼んでいた。
    なのでデニスはバリーのフリをするハメになってしまっていた。
    それに気付いているフレッチャーは、、正直になって欲しいと説得する。
    フレッチャーは主人格であるケビンのフルネームを呼んで彼を表に呼び戻すことができるが、人格を混乱させたくないからそれはしないと話した。
    デニスという人格を認め、隠さないでと優しく言うとデニスはバリーのフリをやめた。
    フレッチャーは全23人格の内デニスとパトリシアだけしか信じていない「ビースト」の話をした。
    ビーストを会ったことはないはずだと問い、デニスは会ったことはないと答えた。
    ビーストは24番目の人格ではないのだとフレッチャーは言った。

    デニスは「ビースト」についてケイシーに説明した。
    ビーストは感覚が研ぎ澄まされているらしく、人間がさらに進化した姿なのだそうだ。
    今日は聖なる夜だと、そして「じき終わる」といって扉を閉めた。
    残されたケイシーは幼少期、叔父に性的虐待を受けた時のことを思い出していた。
    彼女は銃を構えたが叔父を撃つことはできなかった。

    またも誰かがフレッチャーにメールを送り、それを見たフレッチャーはデニスたちの家へとやってきた。
    デニスはフレッチャーを中へと招いた。
    デニスは主人格のケビンが3歳の時母親から守るためにできた人格で、怒られないためにデニスは完璧にこなした。
    フレッチャーはデニスが善意なのはわかるが他の方法でケビンを守れると話し、正直に話すように促した。
    デニスは正直に話すと言い、ビーストに会ってないというのはウソだったと、実在すると話した。
    解離性同一性障害は負の存在ではなく可能性の具現化だと、フレッチャーの考え方と同じであると。
    フレッチャーは人間がなれるものには限界があるのだと、否定した。
    ビーストが不純な若者を食べるという話題について話しを聞くと、デニスは他に方法がない時もあると答えた。
    フレッチャーは明日改めて話を聞かせて欲しいと明るく振る舞うようにつとめ、帰る前にトイレを借りた。
    廊下を進み扉を開けた、物置小屋にはクレアがいた。
    驚愕するフレッチャーの後ろにはデニスが立っていた。

    フレッチャーは解離性同一性障害は負の存在ではなく可能性の具現化だということを世界に認めてもらいたかった。
    デニスもその考えは同じだったが方法が違っていた、フレッチャーは泣きながら間違った方法であると説得した、その人格はバケモノだと。
    デニスはフレッチャーを眠らせソファーに寝かせた。

    デニスはビーストと会うために出かける。
    クレアと横の部屋にいたマルシアは逃げ出そうと部屋にあるもので脱出を試みる。
    ケイシーはパソコンを発見しそれぞれの人格の記録映像を見た。
    人格を仕切っているバリーの映像を見ると、すごく嫌な予感がすると、デニスとパトリシアが何かを企んでると話した。
    そして一方、デニスとパトリシアの目論見通り、ついにビーストが降臨した。

    ビーストはフレッチャーの元へ戻ると、今までの尽力に礼を言った。
    筋骨隆々の体でフレッチャーを抱きしめるとそのまま骨を砕いた。

    ケイシーはパソコン部屋を後にし、マルシアがいる部屋を見つけた。
    しかしマルシアの腹は食い破ら絶命していた。
    隣の部屋を見るとクレアがいた、彼女は生きていたが直後ビーストに腹を食され絶命した。
    ケイシーはフレッチャーが殺された部屋へとたどり着いた、そこには「彼の名前を呼んで、ケビン・ウェンデル・クラム」とフレッチャーが書き残したメモがあった。
    後ろには壁をよじ登るビーストが。

    恐怖におののくケイシーは「ケビン・ウェンデル・クラム」と呪文のように唱えた。
    すると様子が変わった。
    ケビンは何もわからないと言った様子だった、随分表には出てきてない様子で、フレッチャーの死体を見て動揺した。
    ショットガンの隠し場所をケイシーに教え殺してくれと頼んだが、それを聞いた他の人格が照明を奪い止めようとする、人格達が混乱し入れ替わりながら脈絡のない話をし始めた。
    ケイシーがショットガンを手に入れると、ヘドウィグがパトリシアに権限をわたした。
    ケイシーはケビン・ウェンデル・クラムと言ってみるが、眠らせたとパトリシアは言った、そしてビーストは無価値な若者を次は10人から12人ほど必要としていると話した。

    ケイシーは追ってきたビーストに足を食されながらも、なんとか逃げるが、行き止まり。
    ケイシーは幼少期父親が亡くなり、叔父に虐待を受けて生きてきた。
    天井をはって近ずいてくるビーストはこう話した。
    「苦しんだことのない者はその存在に価値はない」と。
    銃は効かないと言うビーストにショットガンを2発撃ち込むが、ビーストは起き上がり近ずいてくる。
    ビーストの目に入ったのはケイシーの体に無数にある傷、「お前はけがれてはいない」「失意の者はより進化した者なのだ」
    そう言ってビーストは去って行った。

    ケイシーは発見され助かった。
    ビーストは見つからなかった・・・。
    鏡で被弾した痕を見るヘドウィグ、デニス、パトリシア。
    これからどうするとヘドウィグが聞くと、パトリシアは彼の力を見守ると、私たちの強さを皆に知らしめると答えた。
    おしまい。
    ダイナーで今回のケビンの事件のニュースが流れ、それを聞いている客の中に映画「アンブレイカブル」の超能力を有した男、主人公デヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)が思わせぶりに居る。
    本当におしまい。

以下感想

  • ぎゅっとまとめた流れ
  • ケビンの中には23もの人格が存在していた。
    数ある人格の中の2人だけは怪物的なパワーを有する無敵の男ビーストの存在を信じていて、ビーストの食料として高校生女子(いたって普通の女子)2人とプラス問題児を拉致する。
    ビーストが24番目の人格として表に現れて、高校生女子2人を食す。
    問題児ケイシーも食されそうになるが、幼少期から虐待に苦しんでいたケイシーの身体を見たビーストは苦しみを知っているケイシーを価値ある存在だと判断して食べるのをやめましたとさ。
  • なんやかんや
  • 人格の演じ分けが一番印象に残る
    「女性」「男性」「子供」と変化をわかりやすくしている設定ということもあるかもしれないですけど
    口調の変化以前に顔の変化などなど視覚的にわからせようとしてるし、わかるしで。
    いい演技するなぁー・・・と素直に思う。

    ケイシーを押し出しすぎなんじゃ・・・?
    彼女自身も過去の見せ方なんかも・・・。
    もちろんケイシーが生き延びることの伏線な訳だし、いわゆる普通の子と対極にいる存在という役割として、不要だと言うつもりは全く無いんですけど。
    思わせぶりな見せ方の割に普通というのか、ハードルを無駄に上げたいうのか
    私の理解力の問題かも。

  • というわけで
  • ラストに映画「アンブレイカブル」の主人公ダンが出てきてて、次回作も正式に発表されたそうで、次作が終章というか、ある意味本編かな?
    そんなこんなで、アンブレイカブルを見てるかどうかで印象は違うかと思うし、「アンブレイカブル」「スプリット」そして「次作」と総合的に楽しむ作品になってるのかなと

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