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ウィジャ ビギニング 呪い襲い殺す

Summary

1967年ロサンゼルス、ザンダー一家はインチキ降霊術で生計を立て暮らしていた。
ある時長女のリーナは友人宅でウィジャボードを楽しんだことをきっかけに、降霊術にも用いることを提案する。
母親のアリスは早速購入し、マンネリ化した降霊術に新しい風を取り入れたのだが、徐々に末娘のドリスの様子がおかしくなっていく。

Horror

Review

2016年制作のホラー映画
監督:マイク・フラナガン
脚本:マイク・フラナガン
製作:マイケル・ベイ

シリーズとしては2作目、時系列では「邦題ウィジャビギニング」「原題Ouija:Origin of Evil」の名の通り前日譚(始まり、原点の話)。

呪い襲い殺すって何?
どんな感性してんだよと思いますが。
序盤の雰囲気から、いい感じにホラー色を帯びていく展開で、個人的には想像を裏切ってくれた作品だなと。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • アリス、ウィジャを取り入れる
  • 夫が他界し、アリスは二人の娘と共にインチキ降霊術で生計を立てていた。
    長女のリーナが友人宅にてウィジャボード(日本で言うコックリさん)で遊んだことをきっかけに、マンネリした降霊術に取り入れようと提案する。
    母アリスは早速ウィジャボードを購入する。

    ウィジャボードのルールは「一人でしないこと」「墓場で遊ばないこと」「さよならを言うこと」
    アリスがウィジャボードを使ってトリックを試していると、別の部屋にいた末娘のドリスがアリスの質問に答えた。
    ドリスと一緒に部屋にいた姉のリーナは脈絡なく話すドリスを不思議がるが、アリスが試しを終えるとドリスは何事もなかったような態度で遊び始めた。
    リーナがなんだったのかと尋ねたが、ドリス自身にその記憶はないようだった。

  • 霊能少女ドリス
  • 夜中ドリスはウィジャボードの前に座ると、プランシェット(文字を指定するためのアレ)が独りでに動き出し文字を追うと「Hi Friend」と。
    ドリスには何か聞こえるようでプランシェットのレンズ部分をのぞいたドリスには誰かの姿が見えた。

    その頃から宿題に大人顔負けの筆記体を書いていたり、自宅が差し押さえの危機に陥ったが地下から大金(以前住んでいた住人のもの)を見つけ出したりと、ドリスに霊能力が。
    なくなった父親と交信してみせるドリスに本物の力が備わったと喜ぶアリスはドリスと共に降霊の仕事をするように。

    降霊術は成功しお客は喜んでいたが、ドリスは首に謎の痛みを感じた。
    夜痛みで目が覚め、ウィジャボードの前に座りなぜ首が痛いのかを問うドリス、しかしウィジャボードに変化はなくプランシェットを覗くと何かが端に見えた。
    ささやき声が聞こえ始めドリスは鏡の前にたちもう一度プランシェットを覗くと、そこには黒い人型の何かが後ろに立っていた。
    そしてその何かはドリスの中に入っていった。

  • まともな姉の憂鬱
  • ある夜亡き父にもらった人形の口が縫い合わされいるのをみたリーナは激昂しドリスに詰め寄るが、ドリスは「声を止めるためにパパがやった」と言った。
    ドリスの様子がおかしくなっていくことに危機感を覚えるリーナ、しかしアリスはドリスの霊体験は素晴らしいものだと受け入れようとしなかった。

    リーナは神父にドリスがポーランド語で書いた謎の紙の翻訳を頼む。

  • この家の真実
  • 神父はザンダー家を尋ね、亡くなった妻と話したいとアリスに言った。
    ドリスは神父の妻との交信に成功したかに見えた。
    神父はリーナとアリスと三人で話があるとドリスを置いて別室へ。
    ドリスは対象を呼び出しているわけではなく、相手の心を読んでいるだけであることを告げた。
    リーナが頼んだポーランド語で書かれた内容はポーランド出身のマーカスという男の日記だった。
    時は第二次大戦中、強制収容所にオカルト的な実験を行なっている悪魔の医師がいた。
    マーカスは連合軍に救出されアメリカに移り精神科病院に入院したが、その病院にアメリカへ逃げてきた悪魔の医師がいた。
    ある夜マーカスを自宅へ連れ出し、マーカスを含めその他の人々を使い人体実験をした、それが現在ザンダー一家が住んでいる家だった。
    悪魔に医師は舌と声帯を切り、口を縫い合わせた。
    その日記はマーカスが死んだ時の様子も書かれていた、そしてマーカスが死んだ後のことも書かれていた。
  • 一方ドリスは
  • 一方階下ではドリスが尋ねてきたリーナのボーイフレンドを迎え入れ、地下で見つけた大金の話をして見つけた場所へと誘導する。
    彼は耳元でドリスに何かを囁かれると白目をむいた。
  • 神の力及ばず
  • 三人が階下へ降りるとドリスの姿はなかった。
    上階から音がし、アリスが見に行こうとすると、リーナのボーイフレンドが首にシーツを巻かれて落ちてきた。
    ボーイフレンドの死を悲しむ暇もなく三人は地下へおりドリスを探す、金を見つけた壁の穴を神父が覗くとそこには無数の死体があった、そこは墓場だったのだ。
    ウィジャボードを燃やしていると、通気口からドリスの声が聞こえ、神父が行くことに。
    通気口の先は実験室で、神父はドリスに取り憑いた何かに囁かれるとアリスとリーナの元へ戻った。
    神父の手にはナイフが握られ白目をむいて襲ってきたが、神父はなんとか自我を取り戻しアリスたちを傷つけないように地下に一人残ったが、取り憑かれたドリスによって吹き飛ばされ死亡する。
    リーナは捕まり囁かれる、アリスは自分が代わりの器になるからと懇願し何が望みなのかと聞いた、取り憑かれたドリスはアリスの後ろにたちお前たち全員だと言いアリスを地下へ連れて行った。

  • そうだ、口塞ごう
  • 気を失っていたリーナは父親の霊にベッドへ運ばれる。
    人形の口が縫い合わされていたのは声を止めるためにパパがやったというドリスの話を思い出し父親の真意に気付いたリーナは地下へ。
  • 残されるリーナ
  • 母親を間一髪のところで助けたリーナはドリスの口を縫い合わせ声を止めることに成功する、吹き飛ばされ気を失うリーナ。
    霊となったドリスは解放され父親と再会を果たす。
    アリスはドリス抱き寄せ嘆く、気がついたリーナは母親の元へいきアリスを刺した、その顔は白目をむいていた。
    正気に戻ったリーナにアリスは刺したのはあなたじゃないと言った、アリスの目には夫とそして娘のドリスが見えていた、みんな待ってるわと言い彼女は逝った。
  • 2ヶ月後
  • 2ヶ月後精神科病棟で治療を受けているリーナ、医師の質問に要領を得ない回答をする彼女だが家族は一つだと、私は一人じゃないと語るリーナはとても幸せそうだった。
    病室に戻ったリーナは自分の血でウィジャボードを作成し、ドリスを呼ぶ。
    医師がリーナの病室を通り過ぎたときリーナの横にドリスが座っていた、医師は歩みを止めもう一度病室を覗くとドアの前にリーナが立っており、廊下から天井を歩いて医師に近づいてくるドリスの姿があった(医師は気付いていない)。
    おしまい。
  • エンドロール後
  • 未だ精神科病棟の一室にいる、すっかり年老いたリーナの元へ姪だという人物が面会に来ていることを告げられ、リーナはこちらを振り向き微笑んだ。
    本当におしまい。

以下感想

  • 何より母親について言いたい
  • 子供を使ってインチキ降霊術で生計を立てようとし、娘が地下で金を見つけたら懐に入れ、娘が霊能力に目覚めたら学校を休ませて仕事(降霊術)をさせてもオッケー(ぺろっ)。
    この母親のえ?わたしなんか悪いことしてる?結構いい母親なんですよ?・・・このスタンス。
    震えるほどの嫌悪感
    なんでも自覚がないのが一番怖いし厄介なのよ、いや本当に
    こんなタチの悪い逸材出されたら映画に集中できない。
    金を稼ぐためにインチキしてんだよの方がどれほどマシかと言う話ですよ。
    これは母親のあり方を問う映画なのかもしれない
  • というわけで
  • 全体的にまとまってるということと、展開の振り幅が大きい作りというのか。
    序盤の雰囲気と、中盤以降のしっかりホラーの流れは個人的に素敵展開でして。
    流れも大筋では奇をてらったようなものではないんですけど、終盤なんかは悪魔祓い展開を匂わせながらだが断る!!ということで、いい感じに裏切ってくれる映画かなと。

    取り憑かれたドリスの存在も怖がらせようとしているのが感じられて好感が持てるなと、実際怖いかどうかの問題は置いといて・・・無駄に壁なんか走ってくれたりとホラーしてくれてて、後半の雰囲気は前半の雰囲気とのギャップも相まって引き立ってる展開かと。
    ドリスに入る悪霊はいただけない・・・

    いやしかし・・・ウィジャボードのパッケージのデザイン、イカすわぁ

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