
Summary ある日男がビルから飛び降り自殺した、そのビルにいた5人の男女がエレベーターに乗り合わせた。 エレベーターは上がっていくが途中で停止してしまう、警備室からの声は聞こえるが、エレベーターから警備室へは音声が通…Read more
建築家のマティアスは親友達と共有する秘密の部屋を作り四人に鍵を渡した。
五人は妻たちに秘密のこのロフトで浮気相手との情事にふけっていた。
しかしある日部屋に入ると、そこには手錠で繋がれた女性の死体が横たわっていた。
鍵を持っているのは五人以外にはいない、一体誰が犯人なのか、五人は犯人探しを始めるのだが・・・。
2010年制作のミステリ映画
監督:アントワネッテ・ブーマー
脚本:バルト・デ・パウ他
製作:ヒルデ・デ・ラーレ他
2008年ベルギー製作の映画「ロフト.」をリメイクしたオランダ製作の作品。
仲良しな五人のおじさん、秘密基地を設ける。
なんかロマン漂う言い方をしましたが、まあ不倫部屋ですな、そこにある日手錠で繋がれた女性の死体があったからさあ大変といったお話です。
レイプするような男であるトム、盗撮野郎ロブ、裏切りのプレイボーイマティアスと、最低野郎には報いがある終わり方にしていますよと。
いわゆる納得させるための行為だったわけだと思うんですが、リストカットが報いのためありきの行為でしかないように見えてしまう。
結論ありきの行動に見えるというのはちょっとありますかね。
一番は共有する不倫部屋って発想がバカじゃない?
五人で集まる部屋というならわかるし、そそられますけどね、五人でワッショーイてわけでもないし、不倫目的で固定の部屋を設けるということの利点がないような気がする。
そしていい歳こいてお前ら何やってんの?というこの気持ちですよ。
ここら辺の設定がそもそも理解できないということが個人的なこの作品の問題点でして、全然入ってこない全然入ってこないんだっーつ。
オチのみ流れ(2段階オチ)
ある日ロブがロフトへ行くとマティアスの浮気相手サラがベッドで死亡していた。
ロブはマティアス以外の三人を呼び出した。
ロブは遺書を発見しており自殺と思われた。
マティアスを呼び出していないことを疑問に思う三人に、ロブがあるカミングアウトをする。
ロブは盗撮野郎でロフトの情事を記録していたことを明かした。
三人が見せられたのはマティアスがトムの妹と関係を持っていたり、ウィレムの妻と関係を持っていたり、バルトの浮気相手(本気)と関係を持っていたりと、まさに節操のない裏切り行為の記録だった。
そこで四人は自殺したマティアスの浮気相手を利用してマティアスに復讐しようと考え、偽装工作を行いマティアスを嵌める。
マティアスは眠らされ、サラの死体の横に寝かされ、警察に発見される。
サラは自殺だと思っていたバルトだったが、刑事はサラの死因は睡眠薬によるものではなく、リストカット(トムが行なった偽装工作)が原因だと、ためらい傷もないので殺人としてみているという話をした。
そして刑事は遺書もなかったと言うのだった。
偽装工作のためにトムが手首を切ったことが実は死因であり、四人が発見した時は実はサラは生きていたことを知るバルト。
さすがにマティアスを殺人犯にするのはやりすぎていると、そしてあったはずの遺書がないということに疑問を持ったバルトはロフトに戻りロブを呼び出し問い詰めた。
実はロブはサラに一目惚れをしておりマティアスが邪魔で仕方なかった、しかしサラに全く相手にされなかったロブ。
そしてロブはロフトの盗撮部屋でマティアスがサラに別れを切り出し先に出て行くのを見てサラの元へ行き、睡眠薬を飲ませ致死量のインスリンを打った。
ロブは愛してるから殺したと語った(実際は死んではいなかった)。
その後第一発見者として、マティアス以外の人間を巻き込んでマティアスを陥れようとしていたのだった。
ロブは最上階のロフトから飛び降りた。