SilverNullf

Silver Nullf MoviesReview

インシディアス 第2章

Horror

Summary

エリーゼは殺され、ジョッシュはその姿を見て嘆いた。
刑事に疑われるもジョッシュの嫌疑は晴れ、ルネは安心するが、どこかジョッシュの様子がおかしく、そして怪奇現象も引き続き発生していた。
ジョッシュの変化に怯えるルネ、ジョッシュに一体何が起こっているのか・・・

Review

2013年制作のホラー映画
監督:ジェームズ・ワン
脚本:リー・ワネル
製作:ジェイソン・ブラム

シリーズ2作目。「インシディアス」の続編でありランバート一家の完結編。前作をしっかり覚えている状態で観た方が楽しめるだろうと思う

以下ネタバレにご注意下さい。

感想へスクロール

ストーリー(長いので注意!!)

  • はじめに
  • 前作にて、エリーズが老婆に寄生されたジョッシュによって殺された後の話。
    過去、少年ジョッシュはエリーズによって、寄生しようとする老婆の霊から守ってもらっていた(幽体離脱に関する記憶を封印することで)・・・。
  • 犯人は霊です
  • エリーズの死亡に関して警察に取り調べを受けるルネは、自身にあったことを正直に話す。エリーズが死んでいるのを見たジョッシュは心底驚いた様子を見せ、ショックを受けているようだった。ルネはジョッシュが殺したとは思っていないと話し、最後にエリーズが撮った写真に写っていた老婆も霊だと説明するが、もちろん刑事が霊の話など信じることはなかった。
  • ロレイン宅へ
  • 家族は警察が家を調べている間ジョッシュの実家に移り、ジョッシュの母親ロレインと一緒に住むことに。しかし、実家に移っても奇怪な現象はおさまらず、ルネは不安を覚えた。
  • 少年ジョッシュのビデオ
  • エリーズの助手であったスペックスとタッカーは、エリーズの自宅へときていた。するとドアがひとりでに開き、誘われた2人は、過去にエリーズが少年ジョッシュに行ったインタビュービデオを発見する。
  • ロレインの不安
  • ジョッシュの母ロレインも女の霊を確認したが、怖がらせるようなことをルネに言わないでくれと釘を刺される。ルネ達の息子ダルトンは父親の異変に気づいた。

    ロレインはまだ終わっていないと感じ、スペックスとタッカーにエリーゼ宅で会った。2人はロレインに少年ジョッシュのインタビュービデオを見せた。そこには少年ジョッシュの後ろに立っている現在のジョッシュの姿があったのだった。

  • 霊に殴られるルネ
  • ルネに刑事から連絡が入り、エリーズの首の痕跡を調べた結果、ジョッシュではないことがわかった。一安心するルネだったが、ロレインが見た女の霊に殴られ気絶する。
  • エリーズに助けを求める
  • 事の真相を確かめるためにロレイン達はエリーゼと交信することに。エリーズとは旧知の仲であり、少年ジョッシュのインタビュービデオ収録時もその場にいたカールを呼びよせ交信を開始する。
    4人で輪を作り、ダイスを使ってエリーズの答えを知る。質問を繰り返し、4人は「天使のマリア」という病院にエリーズを殺したものがいるという返答を得た。
  • いやらしく匂いを嗅ぐ
  • 一方、気絶しているルネを見つけたジョッシュは、特に心配する様子もなく彼女をソファに寝かせ、匂いを嗅いだ。
  • 廃病院にて
  • ロレインたち4人は廃病院へ到着し、院内を見て回った。カールが何かを感じとり部屋へと入る。
    かつてICUがあったその部屋に入ると、ロレインは昔医師としてこの病院で働いていた時の患者パーカー・クレインという男を思い出した。その男は去勢手術を受けるために入院し、その後自殺した男だった。
  • ジョッシュではないジョッシュ
  • ジョッシュが口の中に手を入れると、歯が抜けた。どこからともなく声が聞こえてくる。
    その声は、お前の死んだ魂がジョッシュの肉体を滅ぼしていくと話し、生きたいのであれば、全員を殺せと続けた。
    ジョッシュは泣きながら「母さん、そんなことさせないでくれ」と言った。
  • ジョッシュに作った曲を覚えていないジョッシュ
  • 目覚めたルネは女に襲われたとジョッシュに話した。家を出ようとするルネに出る必要はないと話すジョッシュ。
    その時、階下からピアノの音が聞こえた。誰もいないピアノから聞こえた旋律は、ルネがジョッシュのために作った曲だった。しかしジョッシュはその曲のことを知らなかった。
  • 暗黒の領域にいた本物のジョッシュ
  • ジョッシュは一人ピアノのある部屋で誰かに語りかけていた。「彼女に手出しはさせない」「そこからは無理だ」「暗黒の領域からはな」と話しジョッシュは部屋を出た。
    死者の世界である暗黒の領域から助けてくれと叫ぶ本物のジョッシュの声が現実世界に届くことはなかった。
  • パーカークレイン宅で知る真実
  • パーカー・クレインのカルテを見つけ出した4人は、彼の自宅へと到着する。スペックスとタッカーがパーカーの寝室を調べていると女の子の霊を目撃する。
    ロレインは自宅で見た女の霊の肖像画を発見する。その時シャンデリアが落ち、カールがロレインを間一髪のところで助けた。
    カールはダイスで答えていた人物はエリーズではないと気づいた。誰かと問いダイスは「死の母」と答え、パーカー・クレインの母親であることがわかる。

    隠し部屋を見つけ中に入ると、大量の死体が座らされていた。そこにあった新聞の切り抜きには「黒衣の花嫁」と呼ばれたシリアルキラーに関する記事が。
    座らされている遺体達は被害者だった。

    黒衣の花嫁の衣装をカールが触ると、過去のイメージが浮かんだ。パーカーが女装をして黒衣の花嫁となり、女性を殺そうとするイメージだった。
    パーカーは母親に強要されて殺しを重ね、死んだ後、少年時代を取り戻すために少年ジョッシュに目をつけたのだった。

  • ジョッシュ(パーカー)との戦い
  • ロレインは自宅に戻り、ルネ達をジョッシュから守るために連れ出す。

    スペックス&タッカーとカールは鎮静剤でジョッシュ(パーカー)を眠らせる作戦を決行する。カールが中へと入りジョッシュと対峙し、隙を見て鎮静剤を打とうとするも、ジョッシュ(パーカー)はナイフで襲いかかってきた。外で音声を聞いていたスペックス&タッカーも駆けつけるも、3人とも気を失ってしまう

  • ジョッシュとカールの暗黒旅
  • 気を失ったカールは目覚めると「暗黒の領域」にいた。本物のジョッシュに会い、ジョッシュを肉体に戻すためにエリーズを探しに行くことに。
    2人は暗闇を歩き過去に戻っていた。過去のルネたち一家を救おうとジョッシュは家に押し入り霊と戦う。やられそうになるが、そこへエリーズがやってきて助けてくれた。
    (前作の怪奇現象の一部は未来のジョッシュが家族を守ろうとして起こった現象だった)

    エリーズとの再会を果たし、暗黒の領域内にあるパーカーの母親の記憶を消し去り、肉体を取り戻さなければと助言を受ける。
    どこにあるかを知るために、さらに過去に遡り、少年ジョッシュに居所を聞くことに。少年ジョッシュが指差した扉をジョッシュ達は進んだ。
    (少年ジョッシュのインタビュービデオに現在のジョッシュが映っていた理由)

  • ジョッシュ(パーカー)に襲われるルネ達
  • ロレインとルネは自宅へと戻った。そこには老化の進んでいるジョッシュ(パーカー)、2人に襲いかかる。
    ロレインは閉じ込められ、ルネは捕まってしまう。ジョッシュ(パーカー)は母親にルネを殺せと言われたが、嫌だと言った、だが母は正しかったと話し、ルネを殺そうとした。
    そこへ、ダルトンと弟が帰宅し、殺されそうになっているルネを助ける。3人は地下へと逃げ込んだ。
  • パーカーの母親の記憶にたどり着くも
  • 暗黒の領域のジョッシュ達はパーカーの母親の記憶にたどり着く。少年パーカーは母親に女装を強要され、女として生きることを強要されていた。
    パーカーの母親はエリーズとカールの存在に気づくと部屋の外へと強制的に締め出した。

    一方、地下に逃げ込んでいるダルトンは、ジョッシュから受け継いだ幽体離脱の能力を使い、暗黒の領域にいるジョッシュを探すことにする。

  • 決着
  • その頃、一人残されたジョッシュは、パーカーの母親に襲われる。

    現実世界ではジョッシュ(パーカー)がそこまで迫っていた。地下へと侵入してきたジョッシュ(パーカー)。ジョッシュが幽体離脱しているダルトンを殺そうとトンカチを振り上げた。

    エリーズは少年パーカーに母親の記憶を消してあなたを自由にすると話し、中に入れてもらい、襲われているジョッシュを助けた。

    エリーズがパーカーの母親を倒したことで、現実世界のジョッシュ(パーカー)はトンカチを振り上げた状態で苦しみだし、倒れ込んだ。パーカーは闇へとひきずられて行った。

  • ダルトン迎えに来る
  • 死者であるエリーズはジョッシュとカールを生の世界へと送り出した。2人は暗闇の中を進むが、帰り道がわからない。そこへダルトンが迎えにきてくれた。
    ダルトンの導きのおかげで無事帰ってくることができたのだった。
  • その後
  • その後ジョッシュとダルトンはカールに頼んで記憶を消してもらうことに。

    スペックスとタッカーはエリーズの霊を連れて新たな案件に取り組む。霊となったエリーズが何かに憑かれているアリソンという女性に話しかけ、その女性の後ろにいる何かに驚愕しているエリーズの顔で終わり。

以下感想

  • なんやかんや
  • ほんと続編を匂わすのが好きですな。前作と今作で一つの映画になっているので、今作で完結はするけども、それでも匂わせて締めていく。
    一難去ってまた一難みたいな作り、またはシリーズを意識した作りというべきか。ただ、完結した話の後に、まったく新しい問題を匂わす展開を見せられても、たいして気にはならないのだけれども。

    シリアルキラー要素が加わって、雰囲気としてはホラーの度合いは前作と比べると強まっているのではないだろうか。実体のある人間に襲われるスリラーな要素もありますし。
    ホラー的な要素とスリラー的な要素とで、前作のシンプルな展開とは違い、いろいろと詰め込まれた映画になっている

    視覚的なインパクトという意味においては個人的には相変わらず弱い・・・そういった世界観ということで好みではないといった方が正しいかもしれない。
    今作も「家族の愛」は主軸としてあり、息子ダルトンが父親ジョッシュを救うという、前作からの成長を感じる要素もある。

    前作で起こった現象が実は未来のジョッシュが起こしていたと。時間軸を変化させて前作との繋がりを強くしていたり、黒衣の花嫁パーカー・クレインの人物背景もしっかりしていたりと、話は複雑化しつつも決して煩雑にはなってはおらず、厚みのあるストーリーになっているのではないでしょうか。
    加えて、一家の物語が完結するということで、ある種の読了感みたいなものもある。

  • というわけで
  • パーカーの母親の倒し方があっさりしすぎているのではないかと思わないでもないけども、現実世界でのスリラー的な緊迫をより重視した結果ということなのか、今作は暗黒の領域は必要最低限に抑えているような気がします。
    POV手法(主観撮影)による見せ方や、エリーズの自宅や廃病院などなど視覚的にも変化に富んでいて単調さ回避策がなされていたように思う

    完結編ということで、今作においては続編を匂わすような作りにする必要はなかったのではないだろうかと。海外ドラマかと。

Top
©SilverNullf