SilverNullf

Silver Nullf MoviesReview

インシディアス

Horror

Summary

新居へ引っ越してきた一家、その矢先息子が原因不明の昏睡状態に陥る。
数々の怪奇現象が起こり、ここに住むことはできないと夫に懇願するルネ、夫も承諾し引っ越すことになるが・・・

Review

2010年制作のホラー映画
監督:ジェームズ・ワン
脚本:リー・ワネル
製作:オーレン・ペリ

ホラーとしての恐怖度合いはかなり優しい映画になっている。
「インシディアス」「インシディアス第2章」は立て続けに鑑賞した方が良いことは間違いない。2本で1本の映画という作りになっています。

目がチカチカするんで、部屋を明るくして、離れて見てくださいね。

以下ネタバレにご注意下さい。

感想へスクロール

ストーリー(長いので注意!!)

  • 新居
  • 新居へ引っ越してきた家族。
    ある日の夜、息子ダルトンの叫び声を聞いて、両親は屋根裏へ走る。梯子から落ちたダルトンは痛がってはいたが大事には至らなかった。

    しかし次の日、父ジョッシュが起こしに行くと、ダルトンは身動き一つしなかった。
    医者の話では脳に損傷はなく身体に問題はないと話し、昏睡状態になった理由はわからなかった。

  • 家庭の危機
  • それから3ヶ月後、自宅で療養することになったダルトン。昏睡状態から回復する兆しは見えなかった。

    家では奇怪な現象が起こり始め、妻のルネは憔悴していく。
    ジョッシュは家に帰るのが憂鬱になりわざと帰りを遅らせるように。夫婦の間に険悪な雰囲気が漂う。

  • もう無理
  • ある日の夜、ルネが悪夢にうなされ目をさますと、何者かが2階の窓の外をうろついていた。その男はルネを見るやいなや襲いかかってきた。
    叫び声を聞いてソファーから飛び起きるジョッシュ。階段を駆け上がり部屋に入ると、男がいたと怯えた様子のルネが座り込んでいた。

    ルネはこの家を出たいと懇願し、ジョッシュは他所へ移ることを決めた。

  • 引っ越しても
  • 新しい家へ移ったが、奇怪な現象は止むことはなかった。むしろ前の家よりも霊の姿を見るようになっていた。

    ジョッシュの母親もこの家には何かがいると感じており、なんとかしようとある人物を2人に紹介することにした。

  • 調査
  • スペックスとタッカーと名乗る怪しい男が2人やって来て、妙な機器で部屋を調べ始める。霊の存在を確認し、エリーズを呼んだ。
    エリーズはにこやかに挨拶し、ダルトンの元へ。部屋で天井にいる「何か」を見つけ、助手である男に風貌を伝えていく、助手はそれを絵に描き起こした。

    状況を把握した様子のエリーズは、夫婦に時間的猶予がないと話す。
    ダルトンは幽体離脱ができる体質の子で、夜な夜な幽体離脱を楽しんでいた結果、魂が迷子になり体に戻れない状態になった。その抜け殻のダルトンの体に入り込むことを狙って死者が集まっており、その死者達の中に特別な存在、「悪魔」がいると先ほど描いた絵を見せながら言った。

  • 信じる
  • ダルトンの幽体離脱の時間が長引けば、それだけ悪魔が体に入りやすくなるため、時間的猶予はないとエリーズは話したが、ジョッシュはその話を信用せず、弱みに付け込んだ詐欺だと一蹴し帰らせてしまう。

    追い返した後、ジョッシュがダルトンに語りかけていると、1枚の絵が落ちた。ダルトンの描いたその絵は、エリーズの助手が描いた悪魔の絵に酷似しており、加えて幽体離脱を思わせるような絵など、エリーズの話を裏付けるかのようだった。
    絵を見たジョッシュは涙し、エリーズに助けてもらうことを決める。

  • 交信
  • ダルトンとの交信を開始するエリーズ達、エリーズが聞き取り、助手が書きとり質問もするというスタイル。
    ダルトンとの交信に成功するが、ダルトンは炎のような顔の男に怯えている様子だった。この会話が誰かに見つかったらしく、ダルトンは助けを求めていた。

    すると突然口調が変わり、汚い言葉を吐き始める。エリーズに向けられた罵りの言葉が次々に浴びせられ、エリーズは叫び気を失った。

    その時、寝ていたはずのダルトンが起き上がり念力を駆使し暴れ始める。死者達も湧いて出てくる中、気がついたエリーズがダルトンを操る何かを引き離すことに成功し、なんとかことなきを得る。

  • ジョッシュの過去
  • ジョッシュの母親がやって来た。母親は今回エリーズを呼んだ理由、そしてなぜエリーズを知っているのかを話し始めた。

    ジョッシュも子供の頃、幽体離脱の能力をもっており、老婆の霊に目をつけられ、エリーズに助けられたという過去があった。そして老婆の霊から守るために記憶と幽体離脱の能力を封印したのだった。

    ダルトンの幽体離脱は遺伝によるものであり、この事実を教えたのは、幽体離脱の才のあるジョッシュにしか息子を助けられないからだった。
    ジョッシュは息子を助けるために幽体離脱をすることに。

  • いざ死者の世界へ
  • エリーズに従い幽体離脱に成功、暗い中を彷徨い歩き、家の中を探し歩き、死者達に掴まれ殴られながら、なんとかダルトンを発見する。

    気づいた悪魔にジョッシュは吹き飛ばされるが、ダルトンを抱き上げ走った。暗闇の中、死者達に囲まれ窮地に陥るが、現世のルネの声に導かれ走る。

    現世でも死者達が溢れ出て来ており、時間が迫る中、2人は家へとたどり着く。
    ダルトンを先に行かせたジョッシュは子供の頃自分を狙っていた老婆の霊と対峙する。「消えろ」と何度も叫ぶジョッシュ、すると老婆の霊は消え去った。
    ダルトンも悪魔から逃げ切り、2人とも無事現世に帰ってくることに成功したのだった。

  • 終わってはいない
  • 目覚めたダルトンは食欲旺盛といった様子でルネとジョッシュの母親と幸せなひと時を楽しんでいた。

    別室ではジョッシュエリーズが談笑していた。ジョッシュが写真を渡した時、何かを感じた様子のエリーズ。
    エリーズが不意をついてジョッシュの写真を撮ると、ジョッシュは激昂しエリーズの首を絞めて殺してしまう。

    様子を見に来たルネは死んでいるエリーズを見てジョッシュを探すが見当たらない、床に落ちているカメラを拾って見るとそこにはジョッシュではなく老婆の姿が写っていた。

    ルネの肩に手が置かれる。
    「ルネ僕はここだよ」
    ルネが振り向く姿で終わり。

以下感想

  • なんやかんや
  • 幸せそうな家族が奇怪な現象に悩まされ、夫は仕事を理由に逃げ始め、夫婦仲は悪化。霊能力者が登場し、信用せざるを得ない状況になり、息子を助けるために魂をかける。
    というような鉄板の展開、ありきたりな流れとも言えるけども

    エリーズの助手スペックス&タッカーの、立ち位置、キャラ設定、やり取り、なんかもまさにありがちなもので、親子愛を主題として、気をてらっていない分、映画としてのまとまりはある

    ただ、ホラーとしてはかなり弱い作品になっている印象は否めず。霊的な存在は数々出てくるものの、怖がらせるようなビジュアルではなかったと感じる
    監督の作品である「ソウ」シリーズに出てくる人形の延長線上にある霊バージョンといった具合で、上手くハマっていなかった印象が・・・。

    死者(闇)の世界が存在し、かつそこへ幽体離脱して息子を助けに行くわけだけども、そういった世界で霊的な存在が出てくるのは「わかりきってる」わけだから、観る側に「ここから怖いところ」と教えていることになり、つまりそれは準備ができるということでもあり、恐怖の度合いが薄まるのは致し方ないのかもしれない。

    繰り返しになりますが、単純に悪魔や霊的な存在の視覚的な怖さがないという問題が個人的にはかなり大きな問題だった。「愛」優先ゆえに意図的に抑えてあるような気もするけれども。ホラーなら怖がりたい・・・各々の感覚の問題もあるかとは思いますが。

    ホラー要素が抑えられ、山場はあっても絵的な強さがなかった。つまり、ホラー映画として総じて「怖くない」という所に違和感はあったかなと
    といっても、とにかく「愛情」が主題になっているわけなので、仕方ないといえば仕方ない。

  • というわけで
  • ルネ役のローズ・バーンの幸の薄い感じというと失礼だけども、「不幸に巻き込まれそうな美人顔」が、この作品の展開にハマってる。素晴らしいキャスティングではなかろうか。

Top
©SilverNullf