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Silver Nullf MoviesReview

デッド・サイレンス

Horror

Summary

ある日、ジェイミーと妻のリサのもとに腹話術の人形が届いた。
送り主は不明なその人形を気味悪がるジェイミー、妻は人形をみて故郷の腹話術師だった女性の幽霊の話を思い出す。
「メアリー・ショウにご用心」「子のない彼女は人形が好き」
ジェイミーが夕食を買いに出ている間に、リサは何者かに舌を切り取られ殺されてしまう。
ジェイミーは刑事のリプトンから自分が容疑者だと聞かされ、反論するも聞き入れてもらえない。
その日は帰されたジェイミー、家に戻り人形が入っていたケースを調べてみると、そこには「メアリー・ショウ」の文字があった、彼は真相を知るために故郷のレイブンズ・フェアへと赴く。

Review

2007年制作のホラー映画
監督:ジェームズ・ワン
脚本:ジェームズ・ワンリー・ワネル
製作:グレッグ・ホフマン

人形いっぱいのホラー映画
ジェームズ・ワン&リー・ワネルの人形イズム

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • ある日ジェイミーの元へ腹話術の人形が届いた。送り主不明の人形を気味悪く思うジェイミー。
    妻のために夕食を買いに出て帰ってくると、妻がジェイミーを呼ぶ声が確かに聞こえ、ジェイミーは寝室へと入った。するとそこには舌を切り取られた妻リサの遺体があった。

    刑事のリプトンはジェイミーを疑っているようだったが、ジェイミーはきっぱりと否定し、自分で無実の証拠を見つけると自宅へ戻る。
    人形の入っていた箱を調べるとメアリー・ショウの文字が。故郷の昔話に腹話術師の女性の幽霊の詩がある。その女性の名がメアリー・ショウだった
    ジェイミーは真相を探るべく、人形とともに故郷のレイブンズ・フェアへと車を走らせた。

    ジェイミーは父親に会いに行き、義母のエラに会った。
    父親は町の有力者で、ジェイミーは町を追い出された過去があり仲は悪かった。父親は2ヶ月前倒れ車椅子生活を送っていた。
    メアリー・ショウについて尋ねるが、思ったような答えは得られず。妻のリサの故郷でもあるこの地で埋葬してあげようと考えていたジェイミーは葬儀場へ向かった。

    リサの葬儀の段取りを確認し、ジェイミーはモーテルに泊まった。
    翌日妻の葬儀を終えたジェイミーは葬儀場の主人ヘンリーの妻からメアリーがリサを殺したと言う旨の話を聞かされる。

    メアリー・ショウの墓を発見したジェイミーは人形をモーテルへと取りに戻り、その人形を元あった墓へと戻す(メアリーの作った人形達も埋葬されていた)。しかしジェイミーを犯人だと考えているリプトン刑事は証拠品を隠したと勘違いをしてその人形を掘り起こす。

    なぜ人形を埋めたのかを問われたジェイミーは、メアリー・ショウは人形とともに埋葬されたことを教え、その人形を墓に戻しただけだと話した。
    そしてメアリー・ショウの「彼女と会っても叫ぶな、叫ぶと舌を切り取られる」という言い伝えを話すが、リプトンはもちろん信じようとはしなかった。

    次の日、ジェイミーはリプトンの隙をついて人形を持ちだし葬儀場へ向かった。
    ヘンリーはメアリー・ショウの名前を口にするのも恐ろしいといった様子だったが、ジェイミーに子供の頃の話を聞かせてくれた。
    ・「メアリー・ショウの呪い」誕生秘話
    腹話術師のメアリー・ショウがある時人形劇場でパフォーマンスをしていると、ある子供が「おばさんの唇が動いてる!!」と至極当たり前のツッコミを入れた。
    それを聞いたメアリーは激怒して、後日その子供は行方不明に。その後メアリー自身も何者かに舌を抜かれて殺されてしまう。
    メアリーは「人形と共に埋葬してほしい」「自身も人形になりたいと」遺言に残していたこともあり、彼女の遺体は人形のように細工され101体の人形と共に埋葬された。そして、メアリーが死んでからというもの、町には死が蔓延した。
    町の人間が舌を切り取られ殺されていくことが度重なったのだった。

    メアリー・ショウについてはわかったものの、依然として誰が人形を送ってきたのかはわからなかった。ジェイミーはメアリーが住んでいた湖の劇場へといってみることに。
    劇場を探索したジェイミーは葬儀場の主人が話してくれた行方不明の子供がマイケル・アーシェンと言う名前であることを知り父親の元へと車を走らせた。

    一方、葬儀場では主人ヘンリーがジェイミーの置いていった人形を埋めようとしていた。
    しかし、ヘンリーはメアリーの霊に舌を奪われ殺されてしまう。

    ジェイミーが父親にメアリーについての真実を話すよう迫ると、父親は話し始めた。
    マイケル・アーシェンはジェイミーの大叔父にあたる人物で、失踪した時真っ先にメアリーが疑われた。一族と町の住人は制裁としてメアリーの舌を切り取り殺した。
    それからというもの、加担したものは舌を奪われ殺されていった、その子孫も例に漏れず殺される。ジェイミーを町から追い出したのは息子を救うためだと父親は語った。

    ジェイミーが屋敷を出て行こうとしたところへリプトンがやってきた。リプトンはメアリーの人形が墓から全て消えてると話し、ジェイミーが掘り起こしたと考えているリプトンは彼を逮捕しようとする。
    その時、電話だと義母エラがやってきた。ジェイミーは知る由もないが、死んでいるはずのヘンリーからだった。ジェイミーの潔白を示す証拠を見つけたから劇場にきてくれと話して電話は切れてしまう。ジェイミーは全く信じる気のないリプトンを押し倒し劇場へと車を走らせた。

    ジェイミーは劇場へ着くとヘンリーを捜した。彼の声が聞こえジェイミーは上へと向かっていった。
    リプトンが追いつきヘンリーはいないと話すが、その時「ワシならいるぞ」と声が聞こえる。2人が先へ進むと、そこには墓から消えた人形たちがガラスケースに並んでいた。
    そして行方不明になったジェイミーの大叔父マイケルも人形のような姿に成り果てそこにいた。すると人形たちの首が動き出し同じ方向を見た、そこには一体の人形が座っていた。

    メアリーと呼びかけると、その人形は「よく来たね」と話した。メアリーは完璧な人形を作るには生身の人間の一部が要ることもあると続けた。
    ジェイミーはなぜリサを殺したのかを尋ねた。人形に近ずくとメアリーは、リサのお腹にはもう一人いたと話し、長い舌を伸ばしジェイミーの頬を舐めた。
    リプトンはショットガンを放つと、メアリーは姿を消したが人形たちが襲って来た。ジェイミーは人形たちに火を放ち逃げるが、リプトンは逃げる道中叫んでしまい、メアリーに舌を奪われ殺されてしまう。
    ジェイミーはなんとか逃げ出し、残り一体となった人形を破壊するためにヘンリーの葬儀場へ急いだ。

    葬儀場に着くとヘンリーは舌を抜かれて死んでいた。妻に人形の行方を聞くと、ジェイミーの父親が持って行ったと話した。
    ジェイミーが実家へ行くと暖炉には人形があった。メアリーの霊が襲ってくるが、その最後の人形を暖炉に投げ込むとメアリーの霊は消えていった。
    静かに車椅子に座る父の元へ、明かりをつけると父親の背中にはぽっかりと穴があき仕掛けが施されていた。
    父親はジェイミーが帰った時にはもうすでに死んでおり、腹話術人形となり妻のエラに動かされていたのだった。そして妻のエラこそがメアリーの作りたかった完璧な人形だったのだ。振り返るとエラがいた、「言ってごらん、誰が人形?」
    叫ぶジェイミー。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 初っ端から主人公の守るべき存在である妻が殺されてしまう。守るべき者の為に主人公が立ち上がるわけではなく、真相のために立ち上がるというのがこの映画の出発点。
    ただ、妻を殺された復讐という動機より、自身の潔白を証明するという動機が強く出ているのはどうだろうか

    結果的に敵は復讐のためであることが分かるわけだけれど。
    メアリー・ショウという人形に対する思い入れが異常なおばさん。完璧な人形を造りたいという目的もストーリーの本筋である復讐と並行してある
    完璧な人形を造りたいからこそ復讐にもつながった訳だけど、人形愛を全面に打ち出すのなら「完璧な人形とは?」というのがもう少し具体的にほしかったような気もする。

    まるで人間のようなエラが完璧な人形ということだけど、つまり人間に近づくことが完璧な人形ということなのか?そこら辺がほしかった
    完璧な人形(エラのような人間にしか見えない人形)を目的としている割に、メアリーは死んだ時人形になりたいと遺言を残し、人形風の出で立ちになる・・・。
    完璧な人形を作る事と、自身が人形になりたい事はまた別の話と言えるわけだから、いいのだけども。完璧な人形とはつまりなんなのかが明示されていないし、いっそメアリーの人物設定をもっと簡素にしてしまっても良かったのではないかと思う。

    監督の色のあるホラーになっているし、ホラーらしいホラーになっていると思う(ホラーというジャンルに相応しい内容という意味です)。好感。
    敵の絵的なインパクトもあるし、視覚的に怖がらせようとする映画になっている。加えて、設定として、叫んだらアウトという明確な条件が敵との間にあるのも絶対的な敵ではないという意味で好感が持てる

  • というわけで
  • 最後の種明かしなんかまんま「SAWソウ」じゃあないかと、Ver.ホラーですな。
    正にジェームズ・ワン&リー・ワネル節なホラー映画だった。

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