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Silver Nullf MoviesReview

コンプリート・アンノウン 〜私の知らない彼女〜

Summary

自分探しをしている謎の女、彼女は15年前の彼氏の元へと姿を現した。
突然現れた女は男の知っている名前ではなく、別人として振舞っていた。
死んだと思っていた女が目の前に現れ、目的も不明、男は困惑する。

Suspense

Review

2016年制作のサスペンス映画
監督:ジョシュア・マーストン
脚本:ジョシュア・マーストン
製作:ルーカス・ホアキン

見終わって、サスペンスだったなあ、なんて人は少ないのではないかと・・・
ミステリアスな女の哀しい恋愛ドラマ映画(主観)。
表面的にはサスペンスと言えるかもしれないけども・・・。
静かーなタイプの映画なので苦手な方は注意

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー

  • 端的な流れ
  • 別人になりながら世界をまたにかけて自分探しをしている謎の女が、15年前の彼氏だった男の前に突然姿を現す。
    結婚して幸せに暮らしていたその男は15年前に突然姿を消した彼女を見て動揺する。
    彼女は15年前とは名前が違い別人として振舞っていた、死んだと思っていた昔の彼女が突然現れ目的も不明、不安とそして興味が湧く。

    男の友人達との会話を楽しんでいた彼女だったが、嘘がバレてしまいその場を後にした。
    男は追いかけると、彼女は自身の話をした。

    彼女は初めて別人になった時生まれ変わった気分を味わった。
    しかしその感覚もいつしかありふれた感覚になった、そして彼女はまた別人になり生まれ変わる。
    手放す事で自由を感じることができるのだと話した。
    男がここへは何しにきた?と問うと。
    あなたに会いにと答えた、昔の私を知る最後の人に会う必要があったと。

    彼女は別人を演じる世界へと男を引っ張り込む、男はしょうがないといった様子で演じ始めるが、徐々に別人になることの開放感を味わった。
    男に会うという目的を果たした彼女は、また別人になる、男はその再出発の過程を見せてほしいと彼女の家へと向かう。
    別人になるための身支度を始める彼女は「一緒に来る?」と話すが、男が一緒に行くことはなく、2人は別れた。
    彼女は現在の名「アリス」を捨てまた新しい「誰か」として生きていくのだった。

以下感想

  • なんやかんや
  • こういっちゃあなんだけども、静かな類の映画は見始めるまでが億劫なんだ・・・
    そして事の全体が掴めるまでがツライ。
    ただこの作品に関しては。
    意外や意外に良いテンポという事と、話自体が単純なのが良くて。
    ただこの単純な話というところが、「結局何が言いたい映画なのか?」という風に感じてしまう可能性も含んでる作りで。
    何を受け取るのかは、どれほど感情移入できるかどうかにかかってる映画。

    「愛した男」と「アイデンティティ」
    心底大切なものが2つあって、両方は・・・無理なんだすまんな
    無理だとわかっちゃいるけども「一緒に来る?」と振り絞ってみるジェニファー、いやコンスエロ、いやペイジ、いやメイ・・・いや全員かな。
    足りないものは、あるんです、それが人生なんです
    家族を守るという基本的なアイデンティティを持ってる男性陣の、縛られない生き方へのちょっとした憧れを体現した存在が彼女であって。
    なので男性陣が彼女の生き方に対して寛容に描かれてると。
    しかしだからといってその選択をすることはないわけです、結局のところ何を大切に思って何を選ぶかということなんですなー、あれもこれもは無理なのが人生なんですね先生。

    彼女の話は表面的にはサスペンス臭漂うわけだけども
    大切な自分が自分であるための生き方とその代償の話

  • というわけで
  • ラストがダラダラしてない素晴らしさ
    ほんとこれに尽きると思いますよ。

    絶妙のテンポと時間配分で作られてると思う、この映画は後10分長かったら相当違った印象になるんじゃないかなと。

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