SilverNullf

Silver Nullf MoviesReview

パラサイト・クリーチャーズ

Summary

標高3500メートルにあるグラツィウス気候研究所、出力不良の点検に向かったヤネクは赤く染まった氷河を発見する。
鉱山学者が赤い氷河を採取している最中、ヤネクの愛犬ティニーがキツネのような何かに襲われて怪我をしてしまう。
現場を見ていないヤネクは狂犬病のキツネの仕業だと考えるのだが・・・。

SF

Review

2013年制作のSFホラー映画PG12指定作品
監督:マーヴィン・クレン
脚本:ベンジャミン・ヘスラー

オーストラリア産のクリーチャー映画。
犬っころが可愛い(ほっこり)
なんとも無難な映画というのか、基本的にクリーチャーとの戦いといった内容ではないので不完全燃焼感はあるかもしれない。

以下ネタバレにご注意下さい。

感想へスクロール

ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • 標高3500メートルにあるグラツィウス気候研究所、3号機の出力不良を起こしたため点検に向かった気候研究所の管理を担当しているヤネク、愛犬のティニーと鉱物学者ファルクとともに山を登っているとティニーが走り出した。
    二人が追いかけると、そこには一部が赤く染まった氷河があった。

    ファルクは赤い氷河を削り採取した。
    ヤネクに相手にされないティニーは赤い岩の洞窟に入った、先へ進むとそこにはキツネのような何かがいた。
    そのキツネの腹には何かが蠢いており、その何かは腹を破ってティニーに襲いかかった。
    ティニーの鳴き声を聞いたヤネクは飛び上がり洞窟へ向かった、ティニーは無事だったが腹に出血があった。
    ヤネクは狂犬病のキツネの仕業ではないかと考え、応急処置を施した。
    ヤネクはティニーの鳴き声に驚いた時、頭に怪我をしていた。
    その傷をヤネク拭うと、その手についた血をティニーはペロペロと舐めた。

    持ち帰ってきた削った赤い氷河を調べると有機物で初めて見る微生物だったが細胞膜が破れているようで中は空っぽだった。
    科学者の一人が今日起こった事を明日視察にやってくる大臣たちには話さないでおこうと提案したが、ヤネクは報告するべきだという立場をとった。
    するとその時、無線からヤネクを呼ぶ声が聞こえた。
    昔別れた彼女であるタニアからの連絡だった、タニアは視察団の一員で明日会おうと話し通信を終えた。

    ヤネクが外にいると物音がした、恐る恐る音のする方へと向かうとキツネがゴミを漁っているようだった。
    狂犬病のキツネだと考え、無線で銃を持ってくるように小声で話すが、返答の声が大きくキツネが気付いてしまう。
    姿を表したキツネ、その顔はクワガタのような顎をした昆虫とキツネが混ざったような生物だった。
    パニックになるヤネクはやってきた科学者たちとともに部屋に戻り鍵を閉めた、視察団にやはり報告するべきだと話したが、科学者たちは酒のせいで幻覚を見たんだろうと信じなかった。

    次の日、目覚めたヤネクはタニアに無線で連絡をした、クワガタ頭の話は伏せ、狂犬病のキツネの話をしてここへくるべきではない話したがタニアはヤネクの忠告を無視した。
    ヤネクは氷河を調べにもう一度向かってみることにするが、赤く染まっていたはずの氷河はいつも通りの姿だった。
    科学者のビルテが採取をしている最中、ヤネクが小便をするとサッカーボール大のダンゴムシのような昆虫にかかった、昆虫は悲鳴をあげ驚いたヤネクが蹴ると昆虫はそのまま動かなくなった。

    研究所へ帰り昆虫を調べた結果、赤い氷河を調べた際発見した微生物がダンゴムシにもいることがわかった。
    この微生物は口の中から入り込み寄生する、寄生先や体内に取り込んだ生物のDNAから別の生物を新たに培養する。
    ダンゴムシやクワガタを寄生されたキツネが食べたことにより、取り込まれたダンゴムシやクワガタのDNAを持った交配種がキツネの腹で育まれ生まれる。
    ヤネクはティニーが寄生され、そして自分の血を舐めていたことを思い出した、ティニーの腹には何かが蠢いていた。

    一方、視察団タニア一行はヤネクの助言もあり、道は険しくなるが早く着く事ができる直登ルートへと変更し時間を短縮することにした。
    視察団の一人が憔悴していた、彼は道中虫に刺されておりその傷口は悪化していた。
    その時一羽の鳥が飛んできた、寄生されたその新種の鳥は大臣のボディーガードの胸を貫いた。
    虫に刺された男はその光景を見ると一人逃げ出した。
    他の視察団の面々は直登ルートを一心不乱に登り、迎えにきたヤネクと合流した。
    一同はなんとか研究所へとたどり着いたが、衛星電話を科学者の二人が持ち去っていたため助けを呼ぶことができなかった。
    ティニーの鳴き声が聞こえ、ヤネクは仲間の制止を振り切り外へ飛び出した。

    一方、衛星電話と新種のダンゴムシを持ち出し観測小屋へとついたファルクとビルテ、しかしダンゴムシは生きておりビルテに襲いかかる。
    ファルクはビルテの顔に張り付いたダンゴムシを殺すために石をもち何度も振り下ろした。
    ダンゴムシを倒したが、ビルテも死んでいた。

    ヤネクがティニーといるとタニアがやってきた。
    ヤネクはタニアにティニーのお腹を見せた、タニアは注射を取り出しヤネクに渡した。
    ヤネクは泣きながらティニーに注射を打った、ティニーの鳴き声は次第に弱々しくなっていき、そして聞こえなくなった。

    ヤネクとタニアが大臣たちところへ戻ると、ファルクが帰ってきた、衛星電話を持っておらずヤギに襲われて逃げてきたと話した。
    ヤギは研究所へ入ろうと突進を続け、窓を破って入ろうとしたがヤネクと大臣がなんとか撃退する。
    交配種に襲われ逃げていたところで視察団と遭遇し、そのまま一緒に行動していた女性の状態が芳しくなく、衛星電話を手に入れるためにヤネクとタニア、そして強制的にファルクも連れて行くことに。

    大臣たちは女性の足で育まれている交配種を取り出し、焼くことに成功し、女性はなんとか一命を取り留めた。
    喜びを分かち合っているところへ、虫に刺され逃げ出した男がやってくる。
    男は顔から刺された首にかけて無数の水ぶくれのようなできものができていた、そしてそこから無数の蚊が飛び出してきた。
    パニックになり科学者の服に炎が燃えうつり焼け死んでしまう、部屋にも炎が燃えうつってしまう。

    ヤネクたちは観測所へと着いたが、そこにはビルテも衛星電話もなかった。
    ファルクは観測所にあった銃をポケットにしまった。
    ヤネクたちはビルテを探すために洞窟内に入った、そこにはビルテの無残な遺体があった。
    ファルクを問い詰めようとすると、ファルクは銃を向けヤネクの銃を奪ったが、洞窟内にいた交配種に襲われ死亡する。
    ヤネクも襲われてしまうがタニアに助けられ、二人は交配種を倒すことができた。
    やっと手に入れた衛星電話を使い救援要請をし安堵する二人だったが、研究所から煙が出ているのを発見し向かうことに。

    戻ると大臣と視察団の二人のみが生き残っていた、交配種を取り出すことに成功したあの女性は助からなかった。
    ヘリが到着し乗り込む大臣たち。
    タニアはあるものを発見しヤネクを小屋へ連れて行く、そこには亡くなった愛犬のティニーの腹にいた交配種が産声をあげている姿だった。
    その姿は人間と犬が混ざったような姿をしており、ヤネクは殺そうとしたが、タニアが止め、その赤ん坊を抱き二人はヘリに乗った。
    (タニアはヤネクとの子供を中絶した過去があり、それをものすごく後悔しているらしい)
    ヘリから見る氷河は赤く染まっていた。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 思ったよりは全然楽しめたわけなんですけど、とにかく、無難にまとめた映画ではあるかと。
    問題は犬人間の赤ちゃんを連れ帰るという意味不明な行動。
    もっと問題なのは主人公との子供を中絶して後悔しているという設定が連れ帰ることの動機に繋がっているということ(明言されているわけではないですけど)。
    交配種問題が全く解決していないのに・・・犬人間の赤ん坊にシフトしているようにも見えてしまうし、何より救うという選択が自己中心的で安直でしょうと。
    終盤の残念展開

    そんな中、唯一輝きを放っていたあの人
    MVPすぎる大臣
    視聴者を代弁する大臣・・・たくましい大臣・・・。
    ほんと大臣が一人でこの映画を支えてるんじゃないかと、優秀なツッコミ役でしたと。
    なぜあんなにも大臣のキャラ設定だけが仕上がっているのか・・・。
    主人公ヤネク、元彼女タニア、大臣、この3人で回すといった作りだったので、まあ当然といえば当然なんですけど、こういったところが相まってより大臣が輝いておりましたなとね。

  • というわけで
  • お犬が優秀だったと感心しちゃう映画
    大臣のキャラと犬の可愛さが光るという最早クリーチャーどうこうではなくなってしまっている私でした。
    逃げるということが基本の映画なので盛り上がりに欠けるし、何より「ふぅー逃げ切ったー」で終わることの不完全燃焼感は拭えない映画かなと。

    ニット帽の力は偉大だと思い知る

Top
©SilverNullf