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Silver Nullf MoviesReview

ブラックサイト

Suspense

Summary

FBIサイバー犯罪課のJ・マーシュは日々ネットに蔓延する違法サイトを監視し摘発していた。
そんな時、警察からサイト調査の依頼が。
サイトのトップには”KILL WITH ME?(一緒に殺す?)”との文言が、マーシュはエンターを押した。

Review

2008年制作のサスペンス映画R15+指定作品
監督:グレゴリー・ホブリット
脚本:ロバート・フィヴォレント
製作:アンディ・コーエン

ほんと、人間だけはどうしようもないな!!
という側面が垣間見れる映画。
FBIと刑事が仲良く捜査する、人間関係良好な事件もの

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • FBIサイバー犯罪課のJ・マーシュは日々ネットに蔓延する違法サイトを監視し摘発していた。
    そんな時、警察からサイト調査の依頼が。
    サイトのトップには”KILL WITH ME?(一緒に殺す?)”との文言が、マーシュはエンターを押した。
    するとディスプレイには猫が虐待されているライブ映像が流れた、猫は後日衰弱死してしまう。

    このサイトの主はわざと警察に通報しサイバー犯罪課へと調査依頼されるように仕向けているとマーシュ達は考えていた。
    IPアドレスが絶えず変更されているため、サイトの閉鎖はできなかった。
    ドメインとサーバーは管轄外のため手が出せない。
    上司はマーシュ達に管轄内の事件に専念するように話した。

    マーシュが娘と自宅に帰ると、携帯が鳴った。
    マーシュは話を聞くと家に駆け込み、自室のパソコンをつけ「KILLWITHME.com」を開いた。
    ”見れば見るほど早く死ぬ”と文字が流れ、そこには両手両足を縛られ、胸に”KILLWITHME.com”と刻まれている男性が映されていた。

    男性は抗凝固薬を投薬され血が固まらず止血できない状態にされており、アクセス数に比例して投薬量も増えていく仕組みになっていた。
    このミラーという男性の誘拐事件を担当することになったボックス刑事とマーシュは情報交換をする事に。
    2人が話しているとマーシュの同僚であるグリフィンの顔が曇った、それを見た2人はグリフィンの元へ。
    爆発的なアクセスを背景に、ミラーは大量の出血により生き絶えてしまった。
    サイトには”ご協力感謝、さらにつづく”と流れた。

    ボックスはタレコミ情報から怪しい人物を調べるもこれといった成果は上がらず。
    マーシュはサイトに最初にコメントをしたキルバーンという大学生の男を調べ始めた。
    犯人はキルバーンのアカウントを使って彼になりすましており、2人にはなんらかの関係性があったのではと考えた。
    キルバーンは既に死亡しており遺体発見から1時間後にサイトが現れ、その1時間後に大量のコメントが。
    検視によるとキルバーンは自殺という事だった。

    マーシュは娘の誕生会の最中、新たな犠牲者のライブ映像が現れたと連絡を受け、誕生会に来ていたグリフィンとボックスと共にFBIへ。
    ニュース番組の元リポーターのD・ウイリアムズはコンクリートで手足を固められ、周りを無数のライトで囲まれていた。
    サイトへのアクセスは被害者の死を早めると呼びかけるも、アクセスが止まることはなかった。
    ウイリアムズの体には水泡ができ始め、口に当てられた布も焼けてちぎれた。
    すると、それを見ていたボックスはウイリアムズが何かを伝えようとしている事に気づく。
    ウイリアムズは住所を伝えている事がわかり、マーシュとボックスたちは急行した。

    突入したがそこには誰もいなかった、しかし犯人がいたと思われる痕跡は残っていた。
    その家の所有者は現在帰省中で、犯人はウイリアムズの趣味である列車模型をエサにおびき寄せ、気絶させ別の場所へと運んだのだと思われた。

    マーシュの自宅にて部屋のパソコンに自分の家が映し出され、ライブ映像として配信されるという自体が起こる。
    マーシュは娘の無事を確認し、前に止めてある車に設置されたカメラを叩き落とした。
    その車のトランクを開けるとウイリアムズの遺体があった。
    娘と母親を安全な場所へと移動させ、マーシュは仮宿へと移り捜査を続ける事に。
    グリフィンと電話で話すと彼は事件について何か気づいた様子だった、一緒に調べるかとマーシュを誘うが、状況が状況だった為マーシュはその誘いを断った。

    FBIへと到着したマーシュ、グリフィンはまだ来ていないようだった。
    そしてまた新たなライブ映像が現れる、そこに映し出されたのはグリフィンだった。
    グリフィンは首から下を水につけられている状態で、設置された容器は硫酸、アクセス毎に硫酸が流れ出てみるみる水は赤く染まっていった。
    グリフィンは目を使いモールス信号を送り、”我々の(アワー)自殺”と残し生き絶えた。

    膨大なキルバーンのアクセス履歴を調べ、キルバーンはグロテスクな映像を収集してはショック映像サイトに出していた事がわかっていた。
    マーシュはグリフィンの残した言葉が、キルバーンが死亡する直前にアップされた動画の中にある”ラッシュアワーの自殺”の事であると気づいた。
    大学教授が自殺するその映像をボックスと見ていると、ボックスは教授が自殺した橋の下の安食堂で最初に被害にあった猫の飼い主が働いていると話した。

    大学教授のJ・ライリーは16ヶ月前妻の死をきっかけに鬱になりラッシュアワー時の橋で自殺。
    その際、橋の下の食堂に落ちたライリーのメガネをくすねて売却したのが、食堂で働いていた猫の飼い主。
    自殺の様子をテレビ局が撮影、その撮影のためのヘリを飛ばしたしたのがミラー。
    自殺の映像の公開をを唯一謝罪しなかった局、現場へ送り出されたリポーターがウイリアムズ。
    局は自殺の映像を再度流し、その映像をショック映像サイトにアップしたのがキルバーン。

    グリフィンが”ラッシュアワーの殺人”が根源だと気づいたおかげで、マーシュはJ・ライリーの息子オーウェンが犯人である事にたどり着き、彼の自宅へ突入する。

    突入するが、そこにオーウェンの姿はなかった。
    地下には硫酸につけられたままのグリフィンの遺体が放置されていた。

    犯人が判明し、捕まるのは時間の問題だと楽観している上司に1週間休暇をとるように説得されマーシュは1日ならと休みを取る事に。
    仮宿のモーテルへと帰るマーシュは部屋に違和感を感じてその場を後にする。
    車でライリーが自殺した橋を渡ろうとしている時、突然車が動かなくなってしまう、携帯も操作不能に。
    車内のスピーカーからオーウェンの声が聞こえ父親の自殺を弄ぶ人間への恨みを語り、それを野放しにするマーシュ達も同じだと話した。
    ハッキングされ車から出られないマーシュは窓を割り外へ出ると橋に備え付けられた電話からボックスに連絡しオーウェンに車と携帯をハッキングされたと伝える。
    電話を切ると車のエンジンがかかった、マーシュは銃を抜き恐る恐る近づいた、運転席に座ると後部座席に隠れていたオーウェンが現れマーシュにスタンガンをあてた。
    警察が到着した時、すでにマーシュの姿はなかった。

    逆さ吊りにされたマーシュは真下に設置された回転する刃に徐々に近づいていた、アクセスは増え続けビデオを構えているオーウェンは新記録になると笑顔で話した。
    マーシュは体を振り子のように揺らし始めた、柱にしがみ付くとボイラーのバルブを緩め蒸気をオーウェンに直撃させる事に成功する。
    自分を吊り下げているワイヤーを緩め苦しんでいるオーウェンに襲いかかる。
    オーウェンにはねのけられるも、直前オーウェンが落とした銃を拾っていたマーシュはオーウェンを射殺し、カメラに向かってFBIバッジを見せた。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 父親の死を世界に晒されたことに端を発し復讐を始める息子、父親を晒した関係者を拷問も加えて世界に晒すという復讐を実行していく彼は、すごく楽しそうだ・・・。
    復讐したいから拷問するのか、拷問したいから復讐するのか・・・

    復讐では説明がつかないサディストな犯人・・・手段が目的になってる気が

    拷問を世界に見せるというのは復讐の究極の形にはなっていると思う。ただ、復讐よりも彼のサディズムに目が行くので、結果的に復讐という動機にちょっと違和感を感じたり。

    とはいえ、この映画において大事なのは犯人の内面ではないということは言えると思うので。
    つまり、あくまで群がる大衆に対しての怖さが主軸になっている

    被害者の死に加担する人間達がある意味この映画の特徴的な部分ではあると思う、バンドワゴン効果と言うのか、「みんなやってるから」という行動心理。

    実際の世界でも大なり小なり、見たり経験したことがある人は多いはずなので、感覚としては非常に伝わりやすい。
    特段罪の意識を感じる事なく、殺しに加担したとはなぜか思わず、やるんだろうなと思わせる展開。

    人間の嫌な側面が全面に押し出された作品であり、それが良さなわけですが。
    円滑な人間関係が良い映画でもある
    基本的に家族の関係も至って順調、FBIと刑事の関係性も至って順調な、事件以外の部分の余計なドラマのない構成になっているので。
    殺人事件を観たい。と言うと危ない野郎ですけども。
    嫌な上司だったり、嫌なFBIだったり、嫌な刑事だったり、邪魔したりされたりと・・・映画にはつきものだけど、邪魔だったりもする
    そういう意味で、事件に集中した紛れがない作品だなと。

  • というわけで
  • 終盤のマーシュ一人でできるもん感は・・・。
    どうなんだろうかと、ボックス刑事が犯人のバンを見つけたり、マーシュ宅の地下室だと気づいたところで、見せ場はなしだから。
    マーシュが一人で解決するのはいいんだけども、終盤の刑事ボックスの存在にも意味を持たせてくれてもいいじゃないかと、思ふ。

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