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Silver Nullf MoviesReview

ブラック・シー

Summary

サルベージ企業アゴラ社に11年間勤めていたロビンソンは突然解雇されてしまう。
そんな時、友人のカーストンがナチス時代沈んだUボートの金塊の回収の話を持ちかけ、ロビンソンは仲間を集め潜水艦で金塊の回収に向かう。

Thriller

Review

2014年制作のサスペンス・スリラー映画
監督:ケヴィン・マクドナルド
脚本:デニス・ケリー
製作:チャールズ・スティール

深海とイギリス人とロシア人
家族も仕事も失った男ロビンソンは一発逆転できるのか!?
人間心理な潜水艦サスペンス。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • サルベージ企業アゴラ社にて11年間働いていたロビンソンは突然解雇されてしまう。
    そんな時、友人のカーストンが一攫千金の話を持ちかけた。
    ロビンソンは出資を頼むためにルイスという謎の金持ちの男の屋敷へと赴いた。

    1941年ナチスは財政が破綻する直前でソ連へ融資を要求、Uボートに2トンの金塊を積んで送り出したがヒトラーに届くことはなかった。
    そして1980年代海嶺がグルジア沿岸で発見される。
    アゴラ社がその海嶺でUボートを発見していた。
    アゴラ社はグルジアに取引を持ちかけ同意を得ていたが、1ヶ月後ロシアとグルジアの紛争が始まりその海嶺の領有国が曖昧になってしまっていた。
    紛争の影響でアゴラ社は手が出せず、ロシアは取引を知らず、グルジアは場所を知らなかった。

    謎の男ルイスとの交渉が成立し、ロビンソンは人集めを開始した。
    プロを集め、ルイスとロビンソンの仲介をした男ダニエルズもルイスの命令で潜水艦に乗る事になる。
    全員が集結する中カーストンと連絡が取れなかった、ロビンソンが自宅に戻るとカールソンの友人だと言う青年が待っていた。
    カーストンが自殺した事を聞かされる。
    ロビンソンは一人足りなくなってしまい困ったが、その青年を連れて行く事にする。

    年季の入った潜水艦を手に入れ準備を開始する。
    オンボロ潜水艦の整備を完了しロビンソンは報酬の話をした。
    4割は出資者に、残りは山分けだと。
    ダニエルズはロビンソンに山分けだと、人数を減らして取り分を増やそうと考える人間が出てくると話したが、ロビンソンは無視をした。
    潜水艦は潜航を始め目標の海嶺へと出発した。

    出発して早々にロシア人の取り分が多いと、潜水員のフレイザーが話だし、不穏な空気が流れる。
    ロシアの駆逐艦をやり過ごし先へと進む一同。
    イギリス人とロシア人とのいざこざが起こりそれを止めたロビンソンは今一度報酬は山分けであると明言した。
    ダニエルズは分配方法を変えないと争いが起きるともう一度提言するが、またも無視される。

    ロシア人を手伝っていた青年トビンがミスをしてしまい、ロシア人が激怒しているとフレイザーがやってきて間に入る。
    ナイフを持っているフレイザー、ナイフを渡せと話すとフレイザーはそのままロシア人の胸にナイフを突き刺した。
    倒れこんだ時バケツが倒れ燃料が火花に引火し爆発してしまう。
    別の場所にいたロビンソンは衝撃で気を失った。

    18時間後、目覚めたロビンソン。
    ドライブシャフトが壊れ、バッテリーは後36時間程度しか持たない状況だった。
    ロシア人たちは艦の反対側を占拠していた。
    ロビンソンは話し合いのためにロシア人の元へと向かった。

    ドライブシャフトが壊れ絶望的な状況だったが、ロビンソンは全員で協力すれば助かるとロシア人ととりあえずの和解を結ぶ。
    今いる大体の位置には2つの海嶺があり、一つはUボートが沈んでいる海嶺だった。
    ロビンソンはこの潜水艦はUボートを基に設計されているためUボートのドライブシャフトで代用できると考えた。
    ドライブシャフトさえ手に入ればエンジンを直し海面まで浮上できるという算段だった。
    ソナーが壊れているため、正確な位置を知るためにロシア海軍きっての聴力の持ち主ババに現在の位置を確認してもらう事に。
    手動で艦から音を出し、その反響で周りの状況を把握したババは100メートル先に海底から突き出た何かがある事を確認する。
    その突き出た何かがUボートなら助かる、ただの丘ならおしまいだった。
    もっと詳しく知るには数日かかるらしく、待っていても死ぬだけだと判断したロビンソンは潜水員を送る事にする。

    潜水員はフレイザーとピータースとトビン。
    海底が盛り上がった箇所へと到着したが、そこはただの丘だった。
    絶望する面々だったが、トビンが丘を撫でるとそこにはナチスのシンボルマーク鉤十字があった。
    中へと入りドライブシャフトを手に入れる、そして奥には大量の金塊が置かれていた。

    ドライブシャフトを運ぶために潜水艦が巻き上げるが何故か思うように進まない。
    ロビンソンはドライブシャフトと共に金塊を積んでいるからだと気付く。
    とにかく生き残りたいだけの男ダニエルズは金塊を捨てさせようとするが、無視される。
    3人は必死に運ぶが道中崖を発見する。
    崖すれすれをなんとか通ろうとしたが、ピータースが崖から落ちてしまい、闇に消えていった。

    2人はドライブシャフトを持ち帰った。
    しかし金塊を持って浮上すると、命は助かるがロシア海軍に押収される。
    ダニエルズはもちろん金塊を置いて浮上するという選択を押したが、却下され航行する流れに。
    ダニエルズはロビンソンと話したいと2人はその場を離れた。

    ダニエルズは、ロビンソンたちにそもそも金は入らないと話を始めた。
    謎の金持ちルイスが出資したと見せかけ、実際はロビンソンを解雇したアゴラ社が出資者だった。
    ルイスはただの雇われた俳優で、手を出せないアゴラ社が金塊を手に入れるために仕組んでいた。
    ロビンソンたちが海上に出れば即座に海事法違反で逮捕されるという計画だった。
    自殺したカーストンも金で雇われ(金は家族のため)ロビンソンに話を持ちかけていた。

    怒りに震えるロビンソンは、ダニエルズをその場に残し仲間たちに事の次第を話しに行った。
    ダニエルズを殺そういう話になるが、ロビンソンが止め、このままいけば金塊を奪われるため予定の東には行かず南下する案を提示する。
    危険を伴うこの提案は現実的ではなかったがロビンソンに押し切られる形になった。

    ドライブシャフトを付け替え、金塊を潜水艦の中に入れた。
    1奥8244万8000ドル分の金塊が運び込まれた。
    ダニエルズはエンジンルームで仕事を手伝わされる事に。
    エンジンは無事始動し潜水艦は動き出してくれた。
    しかし行く手を阻む岩、前方には谷があり8時間かけて回り込むという選択もあったが、1時間で谷の間を通るという危険な選択をダニエルズは強行する。

    ロビンソンの決断に疑問を持ち始めていたフレイザーを見ていたダニエルズは、一人殺せば航行ができなくなり(人数的に)浮上するしかなくなると焚きつける。
    ソナーは壊れたままのためババの聴力が頼りだが、谷の壁にぶつかってしまい艦内に衝撃が走る。
    フレイザーはロシア人を殴り殺した。

    ダニエルズはロビンソンの元へと行くとさっきの衝撃でロシア人が死んだと嘘をついた。
    その嘘はすぐに看破され持ち場へ戻るよう銃を向けるロビンソン。
    ダニエルズは浮上しろと譲らなかった。
    引き金をひきそうになるロビンソンをトビンが止める。
    その時爆発が起き潜水艦は海底へ。

    浸水を防ごうとするが、防げるような水の量ではなかった。
    ダニエルズは仲間を残しハッチを閉める、閉じ込められた仲間は死亡する。
    ダニエルズもハッチにベルトが挟まりそのまま溺死してしまう。
    生き残ったのはモロゾフ、トビン、そしてロビンソン。
    ロビンソンは脱出用のスーツを取り出した、それを見たモロゾフはスーツがあることを黙っていたロビンソンに詰め寄った。
    助けることができたはずの仲間を失ったモロゾフは泣き崩れた。

    ロビンソンは2人にスーツを着せた、トビンはロビンソンを心配したが、発射管の緊急用レバーで脱出できると話した。
    息子ができるというトビンに息子のそばにいてやれと言い2人を海面へと送った。

    無事太陽を拝んだ2人、トビンはロビンソンを待とうと言ったが、緊急用レバーはないとモロゾフは話した。
    トビンが悲しんでいると脱出スーツが浮いてきた、ロビンソンだと2人が駆け寄る。
    そこには金塊とロビンソンの元妻と子供の写真が入っていた。
    おしまい。

以下感想

  • すごく端的な流れ
  • 金塊を求めて深海へ、しかし実は金塊を持って帰ると奪われるだけじゃなく捕まるというオプション付きだった。
    金塊を渡すまいとボスのロビンソンが無茶な決断をした結果、沈む。
    ロビンソンが脱出スーツ着させてロシア人と青年を海面へと送り出す。
    一人では脱出できないロビンソンは自分の脱出スーツに人間の体重分ぐらいの金塊を詰めて送り出した。
  • なんやかんや
  • 深海へはフラットな気持ちで行こう!!と思わせる映画
    「搾取される側の人間である事にもう我慢ならんと無茶をしすぎる主人公」
    「ロシア人とイギリス人のいざこざ」
    「とにかく助かりたいダニエルズ」
    心理的な要因が結末を狂わせる話
    家族も仕事も失ってこの金塊に全てを掛ける、ロビンソン。
    ボスである主人公が完全無欠な存在ではなくて、金塊に誰よりも執着していて、そしてそれが冷静さを奪っちゃうんだなぁ。
    強者に搾取され続ける人生との戦いに賭ける想いが強い、強すぎるぞ主人公
    なので主人公以外の外部要因だけでの展開ではなく、主人公の執着が人間的で現実的だし、それが結末にも繋がっていくという事で、人間的な主人公像が結末の後味を良くしてると思った次第で。

    この世の何よりも深海が怖いという、至極個人的な問題
    このそもそもの深海への恐怖がプラスに働きましたわぁー。
    「深海怖い」がプラスに働く時がきましたわぁー。
    刺激が強い、いい意味で
    ということで、深海への恐怖パワーで見入ってしまった・・・怖いもの見たさみたいな感覚。

  • というわけで
  • なんか・・・映画「アルマゲドン」・・・思い出す
    地球を救うような高尚な話では全くないけど。
    ギスギスなサスペンス潜水艦バージョンみたいな。

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