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Silver Nullf MoviesReview

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Summary

1日しか記憶を維持できない女性クリスティーンはナッシュ医師に出会い、夫には秘密で過去の記憶を辿るためにカメラに映像を記録していた。
夫のベンはクリスティーナの症例の原因を交通事故だと話していたが、実は暴行され瀕死の状態で発見された事を知った、10年経った今も犯人は未だ不明のままだった・・・。

Mystery

Review

2014年制作のミステリ・スリラー映画
監督:ローワン・ジョフィ
脚本:ローワン・ジョフィ
製作:リザ・マーシャル
原作:S・J・ワトソン

朝起きると、知らないおじさんが隣にいたんだ・・・を繰り返す。
1日しか記憶を維持できない女性の過去に迫るミステリ映画。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • 1日で記憶がリセットしてしまう女性クリスティーン(以下クリス)。
    現在40歳の彼女は記憶を1日しか維持することができず、朝起きると20代前半の記憶へと巻き戻ってしまう。

    6ヶ月前に公園でクリスを見かけた神経心理学者のナッシュ医師は、彼女が珍しい症例の女性だということを同僚から聞いて知っていた。
    ナッシュは彼女に声をかけ、無償で治療の手助けをすることにする。
    彼は彼女にカメラを渡し、毎日記録させ、毎朝電話してカメラがどこにあるかを教える。
    クリスはカメラを見て過去の記憶をたどり、そしてその日のことをまたカメラに記録する。
    治療に否定的な夫のベンには内緒で治療をしていた。

    ベンには交通事故に遭った影響だと聞かされていたが、実は10年前、暴行され瀕死の状態で発見されていたことをナッシュに教えられる。
    犯人は捕まっておらず、クリスももちろん犯人を覚えてはいなかった。
    次の日、ナッシュとクリスは当時彼女が発見された工業団地へと行ってみる事に。
    空港の近くで発見された事に疑問を抱くクリス、ナッシュは発見された時シーツに包まっていた事や、性行の痕跡があったことからホテルにいたのではないかと推測した。
    クリスは自分は夫を裏切るような人間ではないと話すと、ナッシュはなぜ分かる?と言った。

    自宅でベンとキスをした時、クリスに顔に傷のある男とキスをしている断片的な記憶が蘇った。

    ナッシュは意味のない写真のなかにクリスの資料にあった写真を混ぜて見せた、するとその写真に彼女の脳は反応した。
    その写真に写っている女性はクレアという女性だった。
    ベンにクレアの事を尋ねると、最初は心当たりがないと話したが、大学時代の友人だった事を教えてくれた。
    傷つく事になるからと、乗り気ではないベンだったが、クリスに事の経緯を説明してあげた。
    クリスの事故後の記憶の障害に耐えきれなかったクレアは連絡を取る事をやめて引っ越したと話した。
    クリスはベンが守るという名目でクレアから遠ざけようとしていると感じ、カメラに記録した。

    次の日カメラの映像に録画されていた自分の背後にはクレアとの写真が貼ってあった。
    記憶がリセットされたクリスがクレアの存在を知るために貼ってあったはずの写真はなくなっていた。
    ベンが写真を剥がした事に憤慨しクリスは家の中を探索し始める。
    すると隠されていた鍵を見つけ、キャビネットを開けた。
    クレアとの写真を見つけると、断片的な記憶が蘇った。
    クリスはクレアに妊娠の告白をしていた。

    自分に子供がいる事を知ったクリスはすぐさま仕事中のベンに電話し、子供の居場所を聞いた。
    ベンは帰ってくるとクリスを落ち着かせ息子アダムは8歳で髄膜炎によって亡くなってしまった事を明かした。
    クリスはこの事実を記憶がリセットされる度に知って悲しむ事が一生続く事に絶望した。

    次の日カメラの映像を見て子供を失った事を知るクリス。
    クリスはベンを責めることはせず、息子のことで嘘はつかないでと約束した。
    夜眠っていると夢を見た、アダムらしき人物がママへ手紙を置いていった。
    傷のある男とマイクという文字が書かれていた。

    次の日ナッシュにマイクの話をするクリスだったが、彼の首にかかっていた名札には、マイク・ナッシュと書かれていた。
    クリスは車から飛び出して逃げるが、ナッシュは薬を打って眠らした。
    目覚めると記憶はまだあった、ナッシュの電話を取ると、作話という記憶の穴を想像で埋めるという症状がでていると説明した。
    クリスは全てをベンに話すと言うが、ナッシュはその前にベンに関して話さなければならない事があると言いベンに話すのを止めた。

    次の日、ナッシュは自分自身もクリスに患者としてではなく異性として見てしまっている事を話し、プロ失格だと別の医者を紹介すると切り出した。
    しかしクリスはあなたがいいと話すが、倫理的に許されないと返した。
    クリスは今日、ナッシュの電話の前にすでにカメラの映像を見ていた、覚えていたのだ。
    しかしだからといって次の日も思い出すとは限らない、大切な事でもとナッシュは続け、ベンの話をしだした。
    ベンは精神科病院からケアセンターへとクリスを転院させていた、ナッシュが施設の所長に電話をするとクレアから連絡があったと話していた。
    ナッシュはクレアの連絡先を渡し、さらに続けた。
    所長はクリスの現状に戸惑っている様子だった、なぜならクリスは4年前夫と離婚しているはずだったからだ。

    クレアの留守電にメッセージを残し、クリスはベンの職場に向かった。
    ベンに離婚していたのねと詰め寄ると、ベンは息子がなくなり我を失ったと言い、でも戻ってきたと話した。
    二度と君から離れないと話すベンをクリスは信じた。
    自宅へと戻るとクレアから連絡がきた、クレアは連絡を取ろうとしていたが宛先が不明で連絡が取れず心配していたらしかった。
    2人は会う事にする。

    1時間後天文台でクレアと再会を喜んだクリス、クリスは誰が自分を襲ったのかを尋ねた。
    クレアの話では、クリスは子育てと同時に教師の仕事を始めよくベンを口論をしていた、そんな2人を見てクレアは週2回の子守を申し出た。
    1ヶ月後にはクリスは生き生きとしてきて服装も変わった、クレアは不倫している事に気付いて問い詰めた、喧嘩の末クリスは不倫を認めたと話した。
    ベンがクレアを隠したがった理由は、クレアとベンはクリスの入院中弱り切ってしまい一回だけ関係を持ってしまった事が原因だろうとクレアは謝り説明した。
    クリスが帰ろうとすると、ベンが離婚した時、時機を見て渡してくれと言われていたクリスあての手紙を渡し2人は別れた。

    手紙には、クリスが赤ん坊の頃引き離されたと妄想し、説明しても信じてはくれず、ある日アダムを連れて逃げた。
    アダムはその事に怯えクリスを怖がっていた、そんな事があっても記憶が消えてしまうクリスはベンやアダムを忘れて幸せそうだった。
    クリスをこの世の何よりも愛しているが、悲しんでる子供をこれ以上つらい目に遭わせたくない、許してくれ。
    と書かれていた。

    クリスは真実と、そしてベンの苦悩を知り、全てを打ち明けようと決心する。
    ベンにカメラの映像を見せナッシュ医師との事を話した。
    予想とは反しベンは浮気を疑い彼女を殴りどこかへ出かけてしまう、クレアに連絡するとベンに連絡を取ってみると言い一旦通話を終えた。
    クリスは殴られた事をカメラに記録した。
    クレアから連絡が入る、彼女が連絡を取ったベンは「クリスとは4年会ってない」と話したと言うのだった。
    クレアは顔の確認のために、顔に傷があるかどうか聞いた、クリスの知っているベンには傷はない。
    クリスが断片的に見ていた犯人だと思っていた傷の男は、本当の夫だったのだ。

    暮らしているベンはベンじゃなかった。
    ベンを名乗る男が帰ってきた、住所がわからないためクレアも助けを呼べなかった。
    クリスは眠らされてしまった。

    次の日、クリスは目覚めいつものようにナッシュからの電話を取りカメラを見つけて映像を見た。
    クリスは知る由もないが、殴られた事を話す記録は消されていた。
    ベンを装う男への愛の言葉を語るクリスの姿で映像は終わっていた。
    ベンを装う男はクリスの携帯を奪っていたためクレアにもどうすることもできなかった。

    ベンを装う男クリスを空港近くのホテルへと連れて行った。
    ホテルの一室に入るとクリスの記憶が蘇る、ベンを装う男は「マイク」、そして2人は不倫関係にあった。
    本物のベンが去った後、マイクは偽造書類を使いクリスを連れ去りベンとして彼女を我が物にしていたが、もう疲れてしまった彼はベンを演じるのは終わりだと話した。
    クリスはマイクに別れ話を切り出したことで襲われた事を思い出し、逃げようとするが止められ、マイクは持ってきたカメラの映像を全て消去する。
    息子アダムが生きている事に気付いたクリスは抵抗し、マイクは一緒に生きるか一緒に死ぬかだと襲いかかるがクリスの反撃にあう。
    クリスは部屋から飛び出し非常ベルを鳴らした。

    翌日病院のベットで目覚めるとナッシュ医師がいた。
    友人としてきたと話すナッシュはクレアが面相を見てくれると優しく話した。
    クリスに昨夜の記憶はなかった、ナッシュは本物のベンを連れてきた、ベンが話しても記憶のない彼女は無言で不安そうだった。
    ベンが席を立ち、大きくなったアダムを部屋へと入れた。
    クリスはアダムを見ると、昔アダムとした、一連のやり取りを思い出しセリフを呟くと、それを聞いたアダムもセリフを返した。
    彼女はアダムを思い出す事ができた。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 可能性を見せては消していく、それを積み重ねて、残ったそれが真実だ。
    なので結末に衝撃!!とはなりにくい映画ではあるかなと
    思わせて否定するという繰り返しから真実へとな展開なので、必然的にハードルが徐々に上がっていく話とも言える
    一日しか記憶が維持できない設定というのも、真新しいものではない事は確かですが、小説原作らしい作りというのか、筋の通った作りになってると思います。
    どうしても道中で見えてくる「想像し得る結末」を一つ一つ否定しながら進行していく映画なので、見る方も準備できるというのか、慣れてきてしまうというのか。
    結末にがっかりするなんて事はなかったですけどね、順当かなと。
    結果この映画で想像を超えた結末になるとしたら荒唐無稽にならざるを得ないわけなので、ね。

    「無理強い」した怪しさ
    登場人物がそもそも少ないので、どうしても「ベン」「ナッシュ医師」「クレア」を怪しく描かざるを得ないわけでして
    クレアのあなたも浮気してたしウンタラカンタラ発言など、ちょっと不自然さを禁じ得ない部分はあったかなと。

    あとは息子が生きてるんじゃないかとなんとなくわかる作り・・・。
    作中亡くなったという事を聞かれていない、だから言わないだけだといったスタンスで乗り切ってる。
    最後に真実を知る事がストーリー上の絶対条件なのでしょうがないはしょうがない。
    これにも違和感はあったんですけど、しかし「生きてるんじゃ?」と思う事で今一度クレアやベンが怪しげに見えて紛れるという事も言えるので、良かったのかもしれない・・・。

  • というわけで
  • 10年間、いや最初の数年間、周りの大人達は一体何をやっていたのか・・・
    記憶が1日しか維持できないなら、最初の段階で「なんかしらで記録しよう」というところには行き着くような気がするぜっ・・・野暮だぜっ!!
    すぐこういう野暮な事言っちゃうんだなぁ・・・。

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