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隣人は静かに笑う

Summary

大学で米国のテロリズムを教えているマイケル・ファラデーはある時、近所でフラフラと歩く血だらけの少年を病院へと連れて行く。
少年の両親と知り合い、マイケルと息子のグラント彼女のブルックはラング家と親交を深めていった。
しかしある事をきっかけにマイケルは父親オリバー・ラングに不信感を抱く。
マイケルはオリバーについて調べ始めるのだが・・・。

Suspense

Review

1999年制作のサスペンス映画
監督:マーク・ペリントン
脚本:アーレン・クルーガー
製作:ピーター・サミュエルソン

テロリズムに詳しい教授のお向かいさんは怪しい家族。
隣人は静かに笑う、はおかしい
邦題で映画のスケールを小さくしている気がしないでもない。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー

  • 端的な流れ
  • 向かいに越してきたラング一家と仲良くなるマイケル(大学で米国のテロリズムについて教えている)、息子のグラント、彼女のブルック。
    FBI捜査官だったマイケルの妻はFBIの誤った情報に従った事で殉職しており、マイケルはFBIに対して憤りを感じている。

    親交を深めていたマイケル達とラング一家だったが、建築技師である父親オリバー・ラングが現在取り組んでいるというショッピングモールの図面が何処かのビルの図面だと気づいたマイケルはなぜ嘘をつくのかと不信に思う。
    せっせとオリバーを調べ始めるマイケル。
    すると死んだ男の名を語っている事、16歳の頃爆破未遂事件を起こして逮捕されている事などなど不審すぎる経歴が。
    オリバーはテロリストではと考えるマイケル。
    そんなマイケルの話を信じていなかったブルックだったが、偶然怪しすぎる行動をとるオリバーを見かけてマイケルの話を信じるに至る。
    しかしマイケルに伝える前にオリバーの妻に見つかり事故に見せかけ殺されてしまう。
    オリバーへの疑念は行き過ぎだったと思い直したマイケルは、彼女の死も事故だと信じて悲しみにくれる。

    オリバーへの考えを改めたマイケルだったが、自宅の留守番電話が消されている事に気づいてオリバーへの疑いが再燃する。
    家を飛び出したマイケルは過去のテロ事件の犯人とされている男スコビーの父親に会いに行った。
    スコビーの単独犯行だとは思っていなかったマイケルは、スコビーとオリバーに何か繋がりがあるのではないかと考え父親に尋ねるが、父親はなにも知らなかった。
    しかしスコビーは、マイケルの息子グラントとオリバーの息子ブレディが入っているボーイスカウトで教えていたことがわかった。
    現在そのボーイスカウトのキャンプに行っているグラントをすぐさま迎えに行くも、すでに帰宅したと教えられる。
    マイケルはオリバーにグラントを人質に取られ、オリバー達の企みが完了するまで黙って生活していれば息子は帰ってくると脅された。

    オリバーの仲間達に監視されながらもマイケルはレンタカーを借りてテロリスト達を尾行する。
    爆弾のような何かを積み込み出発する宅配の車、その車を尾行していると車内に息子の姿が。
    マイケルはなりふり構わない運転でその車を追ったが、途中オリバーに邪魔をされ捕まったマイケルは廃墟に連れていかれる。
    しかしマイケルはオリバーを殴り倒し、テロを止め息子を救うためにレンタカーに乗り込むと再び宅配の車を追った。
    マイケルは爆弾と息子を乗せた車を追ってFBIに強引に入るが、宅配の車には爆弾も息子もいなかった。
    マイケルは何かを察したように自分が乗ってきたレンタカーのトランクを開けた。
    そこには爆弾があった。
    そして起爆ボタンは押された。

    マイケルを含む184人が死亡した今回の事件は、FBI捜査官だった妻をFBIの誤った情報で亡くし、その事を恨んでいたマイケル・ファラデーの単独の犯行だと結論付けられた。
    最初からマイケルを犯人にするために仕組まれていたのだった・・・。
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 死ぬんかーい
    FBIの誤った情報で妻を亡くしたテロリズムを教える大学教授。
    スケープゴートに選ばれるに至った主人公の人物背景とオリバーがテロリストなのかどうなのかの前半。
    中終盤は駆け抜けてドッカーンとなって・・・ぽっかーん、死ぬんかーいと。
    前半は多少のたるさはあるものの、明確に「お前は一体何者なんだ」と疑問があり。
    全体像が見えてくると前半のたるさも相まって、終盤までのテンポの良さはより際立ってるかなと。

    主人公の視点でもちろん展開していくので、FBIも救って息子も救ってハッピーオッケーな画一的展開かと思ってた私。
    主人公は奴等を倒す立ち位置にはいなくて、テロ組織にとって都合のいいスケープゴートでした。
    「テロリスト」と戦う「テロリズムに詳しい主人公」という構図ではそもそもなかった、主人公への先入観ですな〜。
    後味は確かに悪いかもしれない、しかし個人的に違和感はない
    勧善懲悪な展開を描いてはおらず、そういう意味ではある意味で映画的じゃない作品と言えるのかもしれない。
    流れから見れば偶然に見せかけて疑惑が生まれるように仕組まれているので、結末としては順当だと言えるのではと。
    そうは言っても主人公が勝ーつ!!というのも映画の必要な要素だとも思うので、まあ好みの問題です。

  • というわけで
  • テロリストの事については語られない。
    普通の人間を演じる姿、テロを実行する姿と。
    きゃつ等の背景が見えないからその存在の怖さも強調されて伝わる。
    よくわからないものに恐怖する
    「テロリスト」という存在がどうこうというより。
    組織として見た一つの個体が実際よくわからない存在として描かれている
    そのよくわからないという事が怖さを助長している映画。

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