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真夜中のゆりかご

Summary

刑事のアンドレアスは通報を受け向かった家で糞尿にまみれた乳幼児を発見する。
ジャンキーでありその子の父親であるトリスタンを逮捕するも登録住所が管轄外で釈放されてしまう。
その子の置かれている環境は劣悪だったが、いたって健康体であったこともあり保護することもできなかった。

アンドレアスと妻のアナと息子のアレクサンダー、アンドレアスは幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日アンドレアスはアナの叫び声で目を覚ます。

Suspense

Review

2014年制作のサスペンス映画
監督:スサンネ・ビア
脚本:アナス・トーマス・イェンセン
原作:スサンネ・ビア | アナス・トーマス・イェンセン

デンマーク産のサスペンス映画。
不幸に見舞われる父親のやりきれない話ですが、んまあー主人公の妻役の女優さんの演技がすんごい

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー

  • 端的におさらい
  • 刑事であるアンドレアスの息子が亡くなってしまい、母親であるアナは精神錯乱に陥っていた。
    救急車を呼ぼうとするアンドレアスに息子と引き離したら自殺すると叫ぶ妻。
    アナの危うさを感じ取ったアンドレアスは劣悪な環境にいる同じ年頃の乳幼児ソーフスと我が子の遺体を入れ替えることにする。

    自分の子ではないと受け入れようとしないアナだったが徐々に受け入れるようになる、しかしその矢先アナは自殺してしまう。

    妻のためにと思い立った行動だったが結局二人になってしまったアンドレアスとソーフス。

    アンドレアスに子供を入れ替えられ、もちろんそのことを知る由も無ジャンキーのトリスタン(ソーフスの実父)は死んでいる子供を発見し、証拠隠滅のために子供を森に埋めた後、誘拐事件をでっち上げていたが、追い詰められたトリスタンは最終的に自供する。
    トリスタンの自供を元に子供の遺体が発見される。

    司法解剖の結果実は我が子の死亡原因が乳幼児揺さぶられ症候群であったことを聞かされるアンドレアス。
    アナが原因だったという事実に動揺し狼狽するアンドレアスはソーフスを連れて別荘へしけこむ。

    アンドレアスの様子を不審に思った相棒のシモンは子供がソーフスであることに気づきアンドレアスを説得し子供を母親に返すことに。
    数年後、刑事の職を失ったアンドレアスはホームセンターで働いていた、そこですくすくと育った少年ソーフスに出会うのだった。

以下感想

  • アナ
  • 母親役の女優さんの演技が、あの顔が、もうね
    息子への愛と、抑えられない感情と、自分がしてしまったことの罪悪感と、自分がしてしまったことの逃避と。
    アナの母親が子供に無関心だったことの反面教師としてアナは息子を溺愛していた、息子に心血を注いでいた。
    自身の想いと結果が結びつかない、思い通りにいかないと感情を息子に向けた。
    育児ノイローゼが原因なのか、元々の素養に育児ノイローゼという引き金が引かれた結果なのか。
    実際のところはわかりませんが、とにかくアナの心情の描写とその演技は真に迫るものがあって圧巻です。
  • 父親と母親
  • アンドレアスは、アナの危うい心情を感じ取って、ソーフスと入れ替えることを思いつきましたが。
    同じ年頃の劣悪な環境にいる子供を救うということが、息子を救えなかった自身の心の均衡を保つという考え方であるという。
    男っぽい考え方だわーなんかわかる。
    アナの受け入れない気持ちはもっともな話で(この部分に関しては)。
    アナの不安定な内面だけではなくて、こういう考え方の違いというか、そういう部分でも現実感がより際立ってるかと。

  • というわけで
  • あの顔が、もうね(2回目)
    否定されたり、自分のせいにされたり、アナの感情一瞬で振り切れる、その爆発、グッドジョブでした。

    息子が亡くなって、妻が自殺して、ソーフスの母親を苦しめて、息子が妻に殺されたと知る。
    最後にちょっとホッとする

    これで全てが報われるような締め方では決してないですが。
    心情なんかがリアルに描写されているぶん、感情移入は強くなる作品なので、やりきれない話には最後ぐらい救いは欲しい、作品的にというより個人的に。

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