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バイバイマン

ホラー(タイトル)

Summary

1969年ウィスコンシン州マディソンで男が友人達を銃で射殺する事件が起きていた・・・。

そして現在、エリオットは彼女サーシャ、親友のジョンと共に古い屋敷へ来ていた。3人は大学の寮を出てこの屋敷で一緒に暮らすことを決める。
しかし、入居初夜から奇妙なことが起こり始めた。

Review

2017年制作のホラー映画
監督:ステイシー・タイトル
脚本:ジョナサン・ペナー
製作:トレバー・メイシー
原作:ロバート・デイモン・シュネック

この名を知るだけでお前は死ぬ。という絶対的な存在に抗う類のお話。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • 流れ
  • 1969年ウィスコンシン州マディソンで男が友人達を銃で射殺する事件が起きていた・・・。

    そして現在、エリオットは彼女サーシャ、親友のジョンと共に古い屋敷へ来ていた。3人は大学の寮を出てこの屋敷で一緒に暮らすことを決める。
    しかし、入居初夜から奇妙なことが起こり始めた。

    自宅でパーティーを開いた。姪っ子はエリオットの部屋へと行き、落ちている古いコインを見つけナイトテーブルに戻した。姪っ子アリスはそのコインに嫌な感じを覚えたとエリオットに話した。

    エリオットが自室へ行くと、姪っ子が話していたコインがナイトテーブルの下に落ちていた。それを拾い上げ、ナイトテーブルの引き出しを開けると、そこには「考えるな」「言うな」という言葉がぎっしりと書き込まれていた。
    言葉が書き込まれている紙を引き剥がすと、「バイバイマン」と書かれていた。

    初日から妙なことが起きていたため、サーシャはパーティーに招いていた霊能力のある友人キムに家のお祓いをしてもらう。
    エリオットは全く信じておらず、霊視をして証明することに。

    4人は手を繋ぎ、キムが霊視を始める。キムが話すことは当たってはいたが、一方的に知っていることを話しているような疑わしいものだった。
    そこでエリオットは席を外し鍵を鍋の中に入れた。戻ったエリオットはキムに何をどこに隠したのかを尋ねる。
    キムはこれ以上続けたくないと言い出し、エリオットはキムをペテン師扱いした。するとキムは「鍵を鍋に入れた」とエリオットを睨みながら返す。
    驚く3人をよそにキムは何かが来ると言い始める。「考えるな」「言うな」と。
    キムは「言うな 考えるな」を連呼し始め、怯え始める。ジョンが「何のことだ?」とキムに問うと、エリオットがナイトテーブルで見たあの名を口にした「バイバイマン」

    その名を口にした途端ロウソクが消える。明かりをつけるとキムがうずくまっていた。

    その夜から、サーシャは風邪のような症状に悩まされるようになり、不審な音を聞いたり、幻覚を見たりと、3人に奇妙なことが起こり始める。

    疑心暗鬼になりかけているエリオットは2人が浮気しているのではと疑い始める。夜、またも何かが擦れる音を聞いたエリオットは音のする方へ。2人を呼びかけるが返事はなかった。
    地下へとおりると、大きな爪の跡のようなものが壁にあり、コインが落ちる音が聞こえた。
    コインを拾い上げると、横目に何か大きな獣が動くのが見えた。慌てて地下から出ようとすると、ひとりでに扉が閉まり、叫んでいると2人が扉をあけて訝しげにエリオットを見つめた。

    2人はエリオットが呼びかけたとき、聞こえる位置にいたらしいが、2人は聞こえなかったと話した。エリオットは嘘をついていると2人に疑いの目を向ける。

    サーシャは自分も記憶なくノートに「言うな 考えるな」と書きなぐっていることを話し、あの名前を知ったから彼が近づいてきてるみたいと続けた。
    バイバイマンは現実じゃないとエリオットは話すが、サーシャはじゃあ3人同時に正気を失っているとでも?と返した。

    エリオットは列車が走り線路上に裸で立つ3人にぶつかりそうになる直前で目が覚めた。
    目が覚めると、暗闇に光る獣の瞳と、黒フードの男の幻覚を見た。

    エリオットはバイバイマンについて調べ始める。調べた結果、保存書庫にあるレドモンの原稿に行き着く。ラリー・レドモンはアイオワ州で家族と4人の若者を殺害した10代の少年についての記事を書いていた。少年は「バイバイマンがそうさせた」と答えたそうだ。
    その後、少年の記事をボツにしたラリーは散弾銃で8人の友人とその家族を殺害し、ラリーは自殺した。

    エリオットはバイバイマンと思しき黒フードの男の影響でおかしくなっていることを確信し、キムの家へと向かう。
    キムに疑ったことを謝り、家の霊視を頼んだ。インターフォン越しに了承したキムの手は血で真っ赤に染まっていた。

    家へと向かう車内でキムは、バイバイマンは考えるほど近づいてくると話した。幻覚の影響で現実が見えなくなり、誰かが知ってどんどん広まっていき、結局はみんな死んでしまうと。
    ルームメイトに話してしまったと語るキムのカバンの中には血で汚れたハンマーが入っていた。エリオットも図書館の司書ワトキンスに話をしてしまっていた。
    ワトキンスの元へ向かわなければと話すキムは突然車を止めるように叫ぶ。エリオットが車を止めると、線路に向かって走り出した。キムには事故の幻覚が見えており、エリオットの制止も虚しく列車に轢かれてしまう。

    夜になり、事故現場にジョンとサーシャがやってくる。エリオットは2人に奴の名を口にするなと話す。
    女刑事はキムの家にはルームメイトの遺体があり、エリオットがハンマーを持ってキムを追いかけていた(カバンから見つけたハンマーを持ったままキムを止めるために追いかけたため)と言う証言があると話した。

    ジョンとサーシャはキムが幻覚で死んだのか、それともエリオットが幻覚によってルームメイトとキムを殺したのかの判断ができなかった。
    エリオットは署に連行される。

    キムがルームメイト殺害とエリオット達3人を殺害する旨の遺書を残していたことから容疑は晴れる。刑事は何があったのかを聞き出そうとするが、エリオットはどうしても話せないと説明した。バイバイマンの連鎖を広げないために。

    兄が署へと迎えにきたが、兄にも何も説明せずエリオットは一人家へと急いだ。家へ帰るとジョンとサーシャがセックスをしている幻覚を見てジョンをバットで殴ってしまう。
    ワトキンスから連絡が入り、バイバイマンのことが頭から離れないと言うワトキンスと後で落ち合うことに。すぐ行くわと話し電話を切るワトキンスの手には包丁が、周りには死体が転がっていた。

    ジョンが握っていた紙に、レドモンの元妻の住所が書かれていた(サーシャが大家から聞き出した、前のナイトテーブルの所有者の情報)。
    昏倒しているジョンを縛り(バイバイマンの名を誰かに言わないように)ナイトテーブルを外へと投げ捨てるエリオットは、パーティーの次の日から具合の悪い弱ったサーシャを置いてレドモンの元妻の元へと向かった。

    エリオットはレドモンの元妻に全てを話してもらう。
    ある少年が家族を殺し、レドモンは取材で嗅ぎまわり記録を残そうとした結果あの名を知る。レドモンはバイバイマンの名を知ってしまった人間を全て殺害し自分も死ぬことで終止符を打ったのだった。
    元妻が生き残っているのはあの名を聞いていなかったからだ。元妻は持っていた護身用の銃をエリオットに渡し、名前を知った全員を殺して自殺するのが唯一の方法だと話した。

    全員を殺す以外にも何か方法があるとエリオットは話す。「言うな 考えるな」がヒントだと続けた。
    バイバイマンはあの手この手で恐怖を見せようとする。恐れるほど現実感が増すのだ。
    エリオットは、自分たちの恐怖心がバイバイマンの力の源なのだと考える。つまり恐れなければ力を奪うことができるのだと。
    その時レドモンの元妻が燃える幻覚を見せられるが、エリオットは恐れを捨てその幻覚を打ち消すことに成功する。

    バイバイマンの存在を感じなくなり、サーシャが危ないと家へと戻るエリオット。道中、司書のワトキンスが車の前に現れ事故を起こしてしまう。エリオットは走って家へと向かった。

    一方ジョンは地下で目覚め、サーシャの元へ。しかし、サーシャにはジョンがエリオットに見え、ジョンにはサーシャが死んだキムに見えていた。
    サーシャはエリオットと思って近づき、ジョンはキムが追ってくると逃げ回る。

    エリオットが自宅へと到着すると、ジョンがサーシャを殺そうと馬乗りになっていた。エリオットはジョンに飛びかかり、もみ合いの末レドモンの元妻から預かった銃で親友ジョンを射殺してしまう。
    しかし、次の瞬間ジョンはサーシャの姿になる。幻覚によってもみ合っていたジョンとサーシャの姿がエリオットには逆に見えていたのだ。

    サーシャを失い嘆くエリオット、そこへ猟犬と黒フードの男バイバイマンが現れる。バイバイマンは殺そうとはせず長い指をエリオットの額に当てると、兄夫婦が死んでいる姿を見せた。
    さらに犠牲者を求めるバイバイマンに、手を出すなと言うエリオット。そこへ兄と姪っ子アリスが心配してやってきた。

    エリオットは階段を駆け下り、帰れとドア越しに叫ぶ。気を抜けばバイバイマンと口走りそうになる。
    異常な事態が起きていると察した兄はアリスを車に戻らせる。エリオットに何が起きているかを聞くと、エリオットはバイバイマンと言いそうになるのを堪え帰るように話す。
    そこへバイバイマンと猟犬が悠然と降りてきた。エリオットは兄に愛してると言い残し、銃で自分の頭を撃ち抜いた。
    列車が走る音が聞こえ、バイバイマンは姿を消した。

    2階から炎が上がり、兄は車で待っていたアリスを抱きしめる。燃える家を見たアリスはエリオットを心配するが、兄は「大丈夫だよ、もう苦しんでいない」と言った。

    車で自宅へ戻ろうとする兄とアリス。アリスはエリオットが外に捨てたナイトテーブルの中からコインを拾ってきていた。他に何かあったかと聞くと文字が書いてあったと話すアリス。
    何が書いてあったかを聞くと、アリスは、暗いから読めるはずないでしょと話した。

    現場に駆けつけた女刑事は何かが起きていると感じていた。ジョンが瀕死の状態で助かり救急車へと乗せられるところで女刑事は何か言おうとしているジョンに耳を近づけた。
    (女刑事にバイバイマンと伝えるジョン。音声は無し)
    おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 死神みたいな存在かな、バイバイマンは。地獄の番犬連れた悪魔みたいな存在かも。

    キャッチコピーが「この名を知るだけでお前は死ぬ」だけあって、
    絶対的な存在に抗うタイプの話。感染系の話とも言える。
    主人公が打ち出す解決策がそもそも至難の技なので、やはり絶対的な敵には勝てないという結末にはなってしまう。結局のところ「人は恐怖を拭い去れない」ということがテーマなのかもしれない。

    主人公は死ぬけれども、家族は守ることができるわけなので、主人公の視点から見ればまとまりのある話になっている。
    そこからもう一歩引いた視点から見ると、ホラー的な終わらない恐怖という要素(続編がいつでも制作できる要素とも言える)として、オチにはまた新たな犠牲者を暗示するような締め方となっている(バイバイマン自体が絶対的存在なので、決して違和感があるわけではない)。

    言ってみればものすごいありがちなホラー映画。
    展開としても勝てない敵に抗うような類の王道な流れではありますが。敵の造形的、視覚的な怖さという要素も強くはないので、突出した何かがあるわけではなく、新しさはない映画ではある。これが悪いというわけではなく、見方を変えれば安心感のある作りとも言えるかもしれない。

  • というわけで
  • ナイトテーブルを外に投げ捨てて、それを姪っ子のアリスが見つけるも、暗くてバイバイマンという文字は見えなかった。わけだけども。
    オチの前段階の要素としては必要だとは思う。しかしその反面、これだとただ運が良かっただけということになり、それは主人公の命をかけて家族を守るという使命に水を差すような締め方(主人公の物語として)ではなかろうか。結果的に守ったんだからいいんだけども。

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