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インシディアス 序章

ホラー

Summary

エリーズの霊能者としての評判を聞いた高校生のクイン・ブレナーは彼女の自宅を訪ねた。エリーズは霊との交信はもうやっていないことを伝えるが、遠くからやってきたクインを可哀想に思い、中に招いて話を聞くことに。

Review

2015年制作のホラー映画
監督:リー・ワネル
脚本:リー・ワネル
製作:ジェイソン・ブラムオーレン・ペリ

本作は、1作目「インシディアス」の数年前の出来事である。
でたよ前日譚。前日譚てそんなに需要あるのか、甚だ疑問・・・。

シリーズ3作目の今作はジェームズ・ワンではなくリー・ワネルが初監督を務めています。

以下ネタバレにご注意下さい。

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ストーリー(長いので注意!!)

  • エリーズを訪ねるクイン
  • エリーズの霊能者としての評判を聞いた高校生のクイン・ブレナーは彼女の自宅をアポなしで訪ねた(電話が繋がらなかったため)。エリーズは霊との交信はもうやっていないことを伝えるが、遠くからやってきたクインを可哀想に思い、中に招いて話を聞くことに。
  • 亡くなった母親と話したいクイン
  • クインは一年半前にがんで亡くなった母親がまだ近くにいるような気がしていた。母にどうしても聞きたいことがあると話した。

    それを聞いたエリーズは、仕事ではなく好意でクインの母リリーとの交信を試してみる。すると声が聞こえた。
    ただしその声はリリーの声ではなく、エリーズはその何かに怯えた様子で、交信は中断された。エリーズは他の霊能者に頼むようにクインに話す。

    最後にエリーズはクインに二度と自分から母親に話しかけないようにと忠告した。死者に話しかけると死者全員に聞こえるのだと。

  • 事故
  • クインは、演劇学校のオーディションを受けることになっていた。
    緊張しているクインは母親に力を貸してとつぶやきオーディションに挑んだ。セリフが飛んでしまい結果は散々だった。

    オーディション後、友人マギーと今後を絶望視するクイン。志望校への入学が絶望的な今、父ショーンは弟の面倒をクインに頼み縛っていると感じていた。
    マギーに励まされつつ、帰ろうと立ち上がると、道の真ん中に立っている男がクインに手を振っていた。クインがその姿を見つめていると、後ろから来た車にはねられてしまう。

  • 闇の世界に触れるクイン
  • 意識不明のまま病院に搬送され一時心肺停止に陥る。そのときクインの魂は暗闇の中にいた。一人佇んでいると、突然人間ではない何かが現れクインが叫ぶと同時に現実世界に戻り、彼女は一命をとりとめた。
  • 怪奇現象勃発
  • クインは両足を骨折してしまい車椅子生活を余儀無くされる。父親と家へと帰ると、マンションのロビーでご近所さんの老婆グレースに、息のできない男が通気口に住んでると話しかけられる。その男はゆうべクインの名前を呼んでおり、クインの部屋に入っていたと続けた。今もクインの部屋で立っていると。
    クインはその夜から奇怪な現象に見舞われる。

    一方、眠りについたエリーズは突然飛び起きた。自身の交霊ノートにクイン・ブレナーと記す。

  • 怪奇現象は母親が?
  • 妙なことが続いている現状に、クインは父親に1ヶ月前霊能者に会ったことを話した。妙な現象の原因は死んだ母親なのではないかとクインは続けたが、父親は聞く耳をもたなかった。
  • 怪奇現象は酸素マスクの男(息のできない男)が原因
  • エリーズは引退してから使っていなかった交霊室の鍵を開けようとするが、結局開けることができずにベッドに入る。しかし、交霊ノートに書いたクイン・ブレナーの文字を今一度見て助けることを決意、母リリー・ブレナーの魂に娘が危ないから力を貸してほしいと呼びかけた。
    答えは返ってこず、何かの音が聞こえ目を開けた。部屋にはタールのような足跡が続いており、足跡は何故か鍵の開いている地下の交霊室へと続いていた。

    地下へとおそるおそる入るエリーズ。足跡は壁まできて一旦止まり、そこから壁側面に足跡が続いていた。足跡を目で追っていると、突然酸素マスクをつけた男の霊が逆さまの状態で現れ掴まれた。エリーズは叫び声をあげ地下から逃げ出し、「無理よ、もうできない」と言った。

  • 襲われるクイン
  • クインは酸素マスクの男に襲われ、首を痛める。父親に人じゃない何かに襲われたと話し、ここのところ起きている妙な出来事は母親ではなく、その何かだったのだと悟った。

    父ショーンは変わり者の老婆グレースが亡くなったことを知る。

  • 父ショーンも霊の存在を目の当たりに
  • 夜、目が覚めたクインが頭までかぶった毛布をのけると、何故か車椅子に乗りマンション5階の廊下にいた。怯えるクインはエレベーターまでいきボタンを押すが、後ろには酸素マスクの男が。

    男は車椅子を押し、一室にクインを投げ出す。倒れこむクインの元へ顔のない女が這うように近づいてくる。クインは床を叩き階下の父親に助けを求めた。
    父は階上から聞こえる娘の声を聞いて飛び起き5階へと駆け上がる。そこにはクインしかいなかったが、タールのような足跡が窓まで続いており、父親が窓から下を確認すると地面に突っ伏した人の姿があった。

    父親に続いてクインが窓の下を覗くと、目の前に酸素マスクの男が現れ引き摺り落とそうとする。父親は力一杯クインをひっぱり、なんとかことなきを得た。

  • エリーズに相談
  • 父ショーンは、説明できない事態を目の当たりにしエリーズに会いに行くことに。だがエリーズは助けることはできないと話した。

    エリーズは1年前に夫を自殺で亡くし、夫を捜すために闇の世界へ行った。そのとき怨念の塊のような女性の霊を連れ帰ってしまい、それ以来、霊能力を使うとエリーズの頭の中で女(黒衣の花嫁)の声が響くのだ。殺してやると。
    交信を続ければエリーズは殺されてしまうと確信していた。ショーンは、ならば娘に会うだけでいいと話した。

  • やっぱり助けようと決めるエリーズ
  • クインの部屋に入るエリーズ、目覚めたクインは自分がどうなるのかを気にした。エリーズは闇の世界に行って何かが憑いたことを説明する。
    死にたくないと怯えるクインを見てエリーズはまだまだ死なないと誓った。
  • やっぱり無理だというエリーズ
  • クインとショーンと手を繋いだエリーズはクインに寄生している霊との交信を試みた。闇の世界をさまよい酸素マスクの男を捜し歩くエリーズだったが、途中エリーズを狙っている女(黒衣の花嫁)が現れ殺されそうになる。
    現実世界に意識が戻り、エリーズはやっぱり無理だと帰ってしまう。
  • スペックス&タッカー登場
  • 父ショーンは息子の助言により、幽霊退治をしてはネットにアップしている二人組スペックスとタッカーに力を貸してもらうことに。
    カメラを仕掛け記録を開始。
  • カールに励ましてもらうエリーズ
  • エリーズは、旧友であり、少年ジョッシュの除霊(過去作)にも立ち会ったカールに会う。自分を狙っている女がジョッシュを狙っている女(黒衣の花嫁)だと話すエリーズは、このまま霊との交信を続ければ殺されてしまうが、自分にはこれしかないと話した。
    カールはエリーズを励ました。
  • 操られるクイン
  • 夜、両足にギプスをはめているはずのクインが歩き始め、スペックス&タッカー、ショーンはクインの元へ行くのだが、つけていたカメラをクローゼットに隠し、3人の後ろに現れたクインはあっという間に3人を倒してしまう。
    ベッドの足を蹴りギプスを外すクイン。カッターを手に持ち、自分の首をかき切ろうとするが、なんとか取り押さえ拘束する。叫ぶクインの口の中にはこちらを覗く目があった。
  • エリーズ復帰
  • スペックスとタッカーは自分たちの手には負えないと匙を投げた。詐欺師だとショーンに追い出されそうになるも、決意を新たに現れたエリーズに止められる。クインの寄生者退治を手伝ってもらうと。
  • クインが闇の世界へ
  • クインに寄生している者は、昔この建物に住んでいた人物だとエリーズは話した。通常、闇の者は生者の体を奪おうとするのだが、今回の寄生者は、クインを闇に引きずり込もうとしていた。
    エリーズが闇の世界に半分入ってしまっているクインを捜し出すことに。
  • 母リリーの助けもあってクイン生還
  • 闇の世界をエリーズは歩き、現実世界ではその内容をスペックスが書き留めた。そこで出会った霊に道案内をさせ、狙ってくる女(黒衣の花嫁)を蹴散らし、自殺した夫に化けた霊を退けると、その霊は酸素マスクの男の姿へと変わった。
    クインはペットとして男の横にいた。エリーズは男を突き飛ばし、クインを連れて逃げた。

    男の追撃をかわしエリーズは現実世界に戻るが、クインはすんでのところで男に捕まってしまう。

    その時、最近亡くなった老婆グレースの霊がエリーズに何かを伝えようと話しかけてきた。エリーズはグレースの語り通りクインの日記を手に取ると、リリーの手紙を見つける。
    リリーがクインの卒業する日に読んでもらうための手紙が何故かクインの日記に挟まっている。リリーがそこに書いてある内容(おそらく私を捜す必要はないよ、といった内容)をクインに早く読んでもらいたかったことに気づいたエリーズはリリーに助けてと呼びかけた。

    闇の世界でリリーは捕まっているクインに何かを囁き、クインは力を取り戻し、男の酸素マスクを外した。男は苦しみ始め、クインは自分の体へと戻っていった。

  • 母からのメッセージ
  • 現実世界へと戻ってきたクイン。エリーズは助けがあったと話し、リリーがここにきていると続けた。
    私を捜す必要はない、見えなくてもどんな時もあなたのそばにいるとエリーズを通してリリーは伝えた。
  • その後
  • クインの自宅を後にするエリーズとスペックス&タッカーはチームを結成する。

    自宅へと戻ってきたエリーズ、犬が一点を見つめて吠え始める。その姿を不安げに見るエリーゼの後ろに悪魔の姿が。おしまい。

以下感想

  • なんやかんや
  • 基本はエリーズの元へやってくるクインの問題を解決するという展開だけども、前作のランバート家の一件とのつながりを意識した作りにもなっている

    親子愛は今作も相変わらずでしたが、前作と比べると直接的ではなく。母親が霊になってるということもあるけども、ストーリーの答えとして愛があるような作り。

    クインの問題に加えて、エリーズの黒衣の花嫁に狙われている問題があり、その影響でエリーズの「やる・・・やっぱり無理」という流れが生まれているわけです。そしてそれがしつこくはないだろうか・・・。くどいと言うのか。
    結局メインはクインと酸素マスクの男なわけだから、エリーズと黒衣の花嫁の問題を強く出せない。何度も挫けたエリーズがカールに励まされ、あっさりと黒衣の花嫁を撃退する
    つまり、フリの割にオチが雑なのではないかと

    クインとエリーズ2つの問題が進行するが、エリーズの問題が過去作のためにとってつけたように見えてしまうとも言えるかもしれない。そこまで違和感があるわけではないけれども、映画としてどうなのかと思う部分もある。

    過去作との相対的なものの言い方になりますが、酸素マスクの男が意思疎通できるタイプ、つまり会話ができるようなタイプではないので、人っぽくなく悪意が見えづらい、獣的というのか・・・
    もちろんそれが怖いということもあろうかと思いますが、個人的には恐怖の度合いは相変わらず低い。

    このシリーズはそもそも怖さという要素は強くないので、求めるべきではないのかも。ホラー映画なんだけど。

  • というわけで
  • 「インシディアス 第2章」で思わせぶりな展開にしときながら、過去に戻るとは何事かと。もはやこの映画の色ということなのか。

    とにかく、可愛いギャルが何かに狙われるという鉄板な作りはありがちだけども、良いと言いたい。

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