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外向型人間に知ってほしい内向型人間という存在の話

内向型の話

内向型人間から見た内向型人間の話です。
とにかく、主観が多分に含まれていますので、それを踏まえてご覧ください。

内向型を知れば外向型も分かる

内向型人間は3分の1?2分の1?

大きく分けて、世界は外向型・内向型の人間に類別することができます。後述しますが、あくまで傾向の話ということに留意が必要です。

内向型傾向の人間は3分の1程度を占める、または半数程度を占めていると欧米の書籍などでは言われていますが、3分の1という比率の根拠のもとは1957年頃の調査からくるものらしく、1998年に報告された調査では半数程度が内向型傾向にあるそうです。

どちらにせよ、外向型傾向か内向型傾向かの比率はさしたる問題ではなく、重要なのは、内向型傾向がどの程度なのかということではないでしょうか。ある意味、外向型人間も傾向が強すぎると社会において(日本は特に)敬遠されるでしょう。

つまり、どちらかに傾向が強く傾いている場合に、ある種の生きにくさというものに直面することになり、苦悩することに繋がるということです。

内向型の傾向

内向型人間の特徴として以下のような傾向が挙げられます。
・プライベートな情報開示に慎重。
・聞き上手、論点整理が得意。
・質問に対する返答はよくよく考えて答えたい。
・深く考えることを好み、深い話し合いを好む。
・人や物、構造を観察・考察することが好き、得意。
・自己主張が苦手、嫌い。
・一人の時間が好き、必要。
・一人での作業を好む。
・マイペースだ、またはマイペースだと言われる。
・完璧主義だ。
・広い友人関係を好まない(数人と深く関わることを好む)。
・相手は自分を「友人」としているが、自分にとってその相手は「知人」だ。
・大人数の集まりは疲れる。
・少人数の集まりを好む。
・たとえ信頼のできる友人と二人きりだったとしても、疲れるものは疲れる。
・信頼のできる友人といるときは率先して喋るが、大人数だと口数が減る、または無口になる。
・突然喋る気がなくなる、喋る気力が湧かなくなる。
・何を考えているかわからないと言われる。
・特に自分を知的と思ったことはないが、友人間では知的ポジションにおかれていることがある。
・人生に刺激は求めていない。
・「怒ってる?」とよく聞かれる。
・内心ドキドキしていても、表情にあまりでないために、冷静な人間と思われがち。
・進んで一人になり、また一人をある意味楽しんでいるのだが、周りに気を使われて輪に戻される。

などなど、あくまでも傾向の話ですが、決定的な違いとして内向型人間は外的な関わりにエネルギーを消耗します。一方、外向型人間は外的な関わりにエネルギーを得ているわけです。

そして、内向型は安心できる空間へと帰り、一人になることで消耗したエネルギーを回復させているのです。

内向型・外向型・両向型

「内向型人間」は内面を重んじています。自身の内側で自身と対話するような作業が好きだし、一人の空間で内面の世界に浸ることがエネルギーの充填方法であり、力の根源だと言えるかもしれません。

問題が起きた時、内に抱え込むように見えるかもしれませんが、問題解決においても内側で処理する作業を好む傾向にあるため、はたから見るより深刻ではない可能性があります。

逆に言えば、外側の刺激に敏感です。周りの声や会話、味覚などの刺激にも強く反応してしまう傾向にあります。その刺激がエネルギーを奪い、疲れ果ててしまうわけです。ゆえに、大人数よりも少数での会話を好む傾向にあるのです。

あくまで外的な接触などにエネルギーを必要とするというだけで、内向型は人との交流が不得意というわけではありません。外向型にも口下手な人や、人付き合いが下手な人はいます。

つまり、内向型だから人付き合いができない(下手)ということではありません

内向型は、ただそういった外的な刺激によって消耗するタイプというだけのことです。

「外向型人間」は外的な世界に重きをおいています。人と接することや注目されることによって活力を得る傾向にあり、自己主張なども得意です。
端的に言えば「クラスの人気者タイプ」というところでしょうか。アクティブな性質を備えています。

内向型とは異なり外からの刺激を過敏に受けることはありません。刺激をあまり感じないがゆえに、外からの刺激を求めるという仕組みになっており、外的な刺激によってエネルギーを得ています。

「両向型」は両者の中間に属する型であり、どちらの性質も同程度持ち合わせています。

あくまで傾向として考えよう

外向型・両向型・内向型かの3択ではありません。外向型人間にも内向型の特徴を持っていることももちろんあり、100%外向的特徴しかない、または内向的特徴しかないという人はほぼいないはずです。どこかしら外向性・内向性を有しています。

先ほど述べた通り両者の特徴を同程度持ち合わせているような両向型人間もいるわけです。つまり、気質の「型」として、あくまで傾向として位置付けることが肝要です。
内向型スペクトラム

こんな場面はそっとしておこう、その1

これは私がよく発症させてしまう例なのですが。
みんなで楽しい飲み会、仲の良い友人たちの集いです。この時、外向型人間はその楽しさにテンションも上がり勢いを増していきます。一方、内向型の人間はその場を楽しむことはできるけれど、エネルギーゲージは静かに、しかし確実に減っていきます。

エネルギーが底をついた時、ついに黙り込み、果ては帰ることばかり考える始末です。

はたから見れば間違いなく「なぜか機嫌の悪い野郎」となっているはずですが、機嫌が悪いわけではないのです。喋る力が、もう、残っていないんだ・・・。ちなみに、知らない人達の集まりだとエネルギー消費も激しくなります。

前述の通り、外的な関わりに内向型人間はエネルギーを要するということなのです。さっきまで元気だと思っていた人が突然黙り込むような場面に遭遇したならば、内向型人間かな?と生暖かく、そっとしておいたほうがいいかもしれません。

こんな場面はそっとしておこう、その2

明らかに一人ポツンとつまらなそうにしていても、実は本人は全然楽しんでいるということが往々にしてあります。

釣りに出かけた際、私があまりに離れて一人黙々と竿を降り続けるのを見た友人達に気を遣われた(私が初心者ということもあって)ということがありましたが、私としては楽しんでいたつもりだったわけで、「あぼーん」となった思い出があります。

この例は私にも問題があるような気がしますが、一人になりたがる奴は一人でやらせとくぐらいの心持ちがいいのかもしれません。

子供の時期に知るべき内向型

内向型人間には外向型人間の理解がなくても生きてはいけますが、理解してもらえれば「社会が円滑に回る」ということは言えると思っています。

数多くの内向型の啓発本がありますが、「大人になって内向型だと知った場合、対処法はすでに身につけているだろう」というのが私の経験であり考え方で、内向型啓発本は子供のためにあるべき、ひいては子供の親のためにあるべきだと思っています。

内向型人間は自分がどういう人間かを周りに伝えることが一番重要ではありますが、多感な時期の子供には難しいかもしれませんし、理解もされづらいかもしれません。

しかし、自分が内向型だと知ること自体が非常に大きな前進ですし、何よりの安心材料となるでしょう。内向型だと知ることができれば対処もより自然にとることができるはずです。

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